LCCM住宅ってご存知ですか?
日本語で言うと「ライフサイクルカーボンマイナス住宅」になります。建設時、運用時、解体処分のライフサイクルトータルでCO2発生量が0以下になるという究極のエコロジー住宅です。そのLCCM住宅の実験棟が筑波の建築研究所内にあり不定期で見学会を開いています。私自身は冬の見学会に一度参加したことがあり、今回は夏の見学会に参加してきました。
環境部会のメンバーで行ったので、皆温度や湿度、表面温度を測定しまくりでした。
この建て物は実験棟なのでそこら中に温湿度データロガーが吊るしてあります。日陰のデータロガーを見ると、外気温30.2℃、湿度57%の表示でした。写真は南側窓付近の床タイルと日射遮蔽横スリット付近のサーモ写真です。
ここで一言、この建物はCO2発生量をマイナスにするために建設された実験棟であり、快適環境を第一に目指したものではありません。冬の体感経験から夏は結構過酷な環境になるのではと予想していましたが、実際には過酷という程ではありませんでした。周囲は緑に囲まれた立地なので、風がよく通る場所にじっとしていれば気持ちよかったです。外観写真は隣に建設されたCLT実験棟からLCCM住宅を撮影したものです。こんな環境で暮らしたいですね。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】
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