工事中の「世田谷の賃貸併用住宅」の現場確認へ行ってきました。現場の状況は大工工事が完了し、電気配線結束工事中、外部足場も撤去されて外観の仕上がり状況を遠目で確認できる状態です。細かな収まりや窓ドアの開閉などを確認して問題点をピックアップしてきました。
さてそんな世田谷の賃貸併用住宅では天窓についてお話したいと思います。
周囲の住宅に囲まれた賃貸室では天窓を多用しています。
天窓の部屋はとても明るいです。建築基準法でも窓面積の3倍の面積として計算してよいことになっています。また換気面でも窓面積の約3倍の換気量となります。ただし良いことばかりではありません。夏の日差しが入りやすい南面屋根に設置すると夏の日射へ部屋が高温になる、ガラスが汚れたときに掃除しにくいなどの短所があげられます。
世田谷の賃貸併用住宅では北面の屋根に設置し、また遮熱性能の高いガラスを使用することで夏の日射対策をしています。各部屋に2か所づつの天窓を設置したことにより天窓だけで十分が明るさがあり、部屋に入った瞬間独特の空気感を感じる空間となりました。
北側の賃貸室の天窓からは隣地の桜の木を見ることができます。もう少しで桜の時期になりますが、四季を通して桜の木の変化を楽しめる天窓となりました。
森建築設計 森健一郎
http://moriken.p1.bindsite.jp/
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