一昨日、神奈川県建築士会 建築環境部会の仲間と川崎民家園の環境調査へ行ってきました。
昨年夏にも同様の調査を行い、今回は冬の環境を計測してきたのです。
建築環境部会では、川崎民家園の調査だけではなく、桜木町駅周辺の夏と冬の環境調査も行うなどフィールドワークをしています。温度、湿度、風速、各表面温度、天井高さ、仕上げ素材などの計測をして外部環境が室内環境に及ぼす影響を研究しています。
写真は川崎民家園にある原邸の濡れ縁で各所調査をしているメンバーをサーモグラフィーで撮影したものです。外気温9度という状況でしたが、陽ざして暖められた濡れ縁の床板に腰を掛けると、お尻も体もポカポカしてなんとも心地よいものでした。実はこの場所、夏の調査時にも最も心地よい場所ということで皆の意見が一致した場所でした。夏の外気温32度という状況でも、庇で陰になったこの濡れ縁は風がよく通りとても気持ちよかったです。他にも天井をサーモグラフイーで撮影すると棟で別れた南側と北側の表面温度がくっきり色分けされ、温度差2度であることが視覚的に確認できたことなど様々な気付きがありました。
【住環境性能+Design】 森建築設計
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