6月18日のブログで「10年で120万円得する家づくり」
→http://moriken1ro.exblog.jp/21355867/
6月24日のブログでは「10年で120万、20年で240万円得する家づくり」→http://moriken1ro.exblog.jp/21375888/
として省エネ意識のない設計事務所や工務店が作った家と省エネ意識の極めて高い設計事務所が設計した家では、最大で年間12万円、10年で120万円のランニングコスト差が生じるということをお伝えしました。
今日も省エネ意識に関連する無いようなので、もしこれら二つのブログをまだ見ていない方がおりましたら先に二つのブログをご覧いただいたほうが理解が高まります。
では本題です。今日は居住者の省エネ意識で家電の電気代がどのくらいかわるのかを解説します。
住宅の消費エネルギー量は作り手側の省エネ意識だけではなく、実は住居者の省エネ意識でも大きく変わります。中でも家電の消費割合がとても大きいのです。省エネ意識のまったくない家庭では家電の電気代は年間7万円。対して省エネ意識の極めて高い家庭では年間3万円です。その差は年間4万円、10年で40万円もの金額になるのです。毎年4万円をドブに捨てているようなものですね。
家電の中で消費エネルギーが大きいのは冷蔵庫、テレビ、便器です。消費電力の大きい物、毎日使うものは消費エネルギー割合が大きくなります。家電の省エネ技術はここ10年で大きく進歩していますので、冷蔵庫とテレビはもし10年以上前のものを使っているのであれば即刻買い換えた方がいいくらいです。
家電を買い換える時には商品仕様の消費電力を確認しましょう。最近のカタログには使用時の消費電力と、一般家庭で一年間使った時の平均年間消費電力の両方が記載されているものが多いです。
消費電力はw(ワット)またはkw(キロワット)、年間消費電力はkwh(キロワットアワー)で表示されています。
このkwhで電気代を計算できるのです。
東京電力の従量電灯契約の電力量は以下になっています。
最初の120kWhまで → 電力量単価19.43円【第1段階料金】
120kWhを超え300kWhまで → 電力量単価25.91円【第2段階料金】
上記超過 → 電力量単価29.93円【第3段階料金】
家庭1軒あたりの電力使用量平均は約280~300kWhですので電気代を計算するときには24円/kwhとして計算することが多いです。
カタログに記載されているkwhに24円を乗じると年間の電気代になるのです。
現在お使いになっている家電が旧型で年間消費電力記載がない場合は、年間消費電力の記載がある機種の消費電力との割合で年間消費電力を換算すれば大よその年間電気代を計算できます。旧型の家電を使っている方は買い替えした場合の電気代を是非一度計算してみてください。
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