2016年4月27日水曜日
Spaces of Commoningとは
もう1か月も前になります。シェアオフィスのあるYCCヨコハマ創造都市センターで「都市の余白」という国際シンポジウムが開催されました。
主催は横浜国立大学先端科学高等研究院 横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院、同研究院の研究発表やディスカッションを公開で行ったものでした。YCCヨコハマ創造都市センターではこのようなイベントが度々開催されるのでとても刺激になります。
シンポジウムに参加した1か月前からいつかブログで紹介したいと考えていました。今日は第一弾としてシンポジウムの開催理由を紹介し、講演内容を何回かに分けて話せる範囲でお伝えします。
タイトル:「都市の「余白」"Spaces of Commoning"から生まれる人と空間のネットワーク 」
開催理由:
現在、私たちの暮らす都市空間は、人と社会の関係性がますます希薄になってきており、地域コミュニティは衰退している。横浜国立大学先端科学高等研究院「次世代居住都市」研究ユニットは、この状況を高次の社会リスクとして捉え、その社会リスクに新しい社会の仕組みのデザインとその基盤となる空間モデルの開発・研究を行っている。本シンポジウムは、都市の「余白」とも呼び得るようなパブリックでもプライベートでもない中間的な領域に着目し、"Spaces of Commoning"※を通して生まれる人・モノ・情報をつなぐネットワークがいかに都市空間や地域社会を再構築していくのかについて、国内外の先端的な試みを実践する建築家と議論し、生活を中心とする都市空間と社会の新たなあり方を模索する。
※"Spaces of Commoning"とは、2015年度からスイス連邦工科大学と進めてきた共同研究のテーマで、住み手や使い手の自発的な行為によって創造される共有空間のことを指す。
以上、タイトルと内容を原文そのまま掲載させてもらいました。これだけでも興味深いシンポジウムだということが分かるのではないでしょうか。次回以降、シンポジウムの内容についてお話しできる範囲でお伝えしていきます。
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月26日火曜日
住宅地版管理組合つくりのコーディネーター認定証
昨年末に受講した「すまい・コミュニティーマネージャー」の認定証が届きました。
といっても届いたのは1か月以上前でしたがブログUP忘れていた、ということであります。
そもそもHOAってご存知でしょうか?
HOAとはHome Owners Associationの略です。日本語に訳すと、「住宅所有者の組合」といえばいいでしょう。アメリカでは1/8の人がHOAのある住宅地に住んでいますし、ヨーロッパでも100年以上前に誕生し広く認識されているものです。
と言ってもよく分かりませんよね。
日本のマンションのほとんどは、土地と共有部分を区分所有して、マンションの外構や共有部分を管理会社が管理して維持運営しています。住人は管理組合の一員として毎月管理費や修繕積立金を払っています。この管理方法の住宅地版がHOAです。
魅力的な住環境を維持しながら資産価値を高めていくための手法の一つがこのHOAです。HOA作りのノウハウを持ったコーディネーターとして「すまい・コミュニテイーマネージャー」の認定証を授与されたのです。せっかくいただいた資格を今後の業務に生かしていきたいと思っています。
このHOAは新築の住宅地だけではなく、実は既設の住宅地でも活用できます。自分が住んでいる住宅地の住環境が悪くなって困る、空き巣など犯罪が多いなどお困りの町内会長様などいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。よいアドバイスができるかもしれません。
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月24日日曜日
五感で感じる快適な住宅 第四回セミナー開催します
高気密高断熱など建物単体の性能だけではなく、地域環境を整え、人間が本来持っている生理学的能力(機能)を活用しながら、真に豊かで快適な環境を実現できる建築を研究提案するグループ「感共建築ラボ」を昨年結成しました。私、森建築設計 森は感共建築ラボの副代表として活動しています。
そしてこの 「感共建築ラボ」の3回目のセミナー&展覧会を株式会社キリガヤ 3階セミナールームで開催しました!!
今回のセミナー内容は、「快適×健康×エコ×資産価値」と題し、資産価値を高める家づくり、結露しない窓、ヒートショックから身を守る健康住宅などについて講演を行いました。また同時にメンバー建築家の作品模型などを展示して出席者の方々からの質問にお答えさせてもらいました。
次回の第四回セミナー&展覧会を、東京都大田区洗足駅近くの「樹のソムリエスタジオ」にて7/16(土)に開催する予定です。詳細情報がきまったら随時情報をお伝えしていきます!!
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月23日土曜日
ルーフバルコニーハウス プラン確定し基本設計終了
川崎市で設計中の「ルーフバルコニーハウス」は明日基本設計最終打合せを行います。
写真は前回打合せ時の図面です。1階に玄関から北側まで通り抜けできる土間を設けていたものを、南東側4.5畳の土間に変更し自転車を駐輪できるように変更、三角形のシューズインクローゼットは中止して玄関に靴箱を設置、2階廊下に設置していた洗面器を脱衣室の中に移動、2階キッチンを壁際L型設置して中央に作業台兼食器入れを設置するなどの修正を行い最終プランが確定しました。
さらに地盤調査を行い地盤改良が必要かどうか、水道管の埋設時期を調査して交換が必要かどうかを確かめ、耐震性が確保されているか計算で確認し、設計見積りと外皮計算を行い予算内で工事可能なことと目標の温熱性能を確保できているかどうかを確認してきました。まだ予算調整が若干必要ではありますが、明日の打合せで基本設計を終了して、あとは実施設計のなかでコストダウン方法を考えながら図面作成を進めていく予定です。
7月末まで実施設計期間、8月から12月末までが工事期間を予定しています。
今後も不定期ではありますがこのブログで進捗状況をお伝えいたします。
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月22日金曜日
北千束のシェアハウス計画 実施設計中です
ブログの更新を怠っていた1か月間のあいだに、進行中物件は順調に計画通り進んでいます。
東京都大田区の賃貸併用住宅の計画は賃貸部分の計画をシェアハウスとして進めることが決定し、現在実施設計図面を作成中です。
ということでブログの計画名を「北千束のシェアハウス計画」として今後計画の進行状況をお伝えします。
この計画のシェアハウス部分のコンサルタントを建築家8人で設立した「感共建築ラボ」で行うこととなり、管理方法・客付け・運営形態などを作成中です。設計した建築家がシェアハウスの運営まで行うという、日本でもあまり聞いたことのない運営形態です。客付けにおいては「北千束シェアハウス計画」の専用ホームページや販促チラシなどを作成中です。これらも順次情報発信してまいります!!
シェアハウスの入居可能時期は2017年1月を予定しています。
女性限定のシェアハウスとなりますので、ご興味ある方は「感共建築ラボ」までメールをお送りください。
→info@kankyo-labo.jp
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月20日水曜日
高円寺の賃貸併用住宅 上棟しましたよ
ここ1カ月ほどほとんどブログの更新ができておりませんでした。
その間、設計中・施工中の案件は計画通り進んでいます。タイトルの「高円寺の賃貸併用住宅」は4月5日に上棟し、外壁下地の構造用合板張りまで終了しています。写真は4月16日(土)の現場状況です。窓設置予定部分の開口もしていたので上棟後の現場確認として建て主様を及びして打合せを行いました。
1階の「く」の字が連続するように折れ曲がる壁の土台と梁が見事に組み合わされ、2階の大きな吹抜けに包まれるオーナー宅のスケール感を実感していただきました。この窓にはカーテンが必要だね、ここは開けていて見られることもないからカーテン無い方がいいねなどと会話し、ロフトに上り中腰で歩ける事を確かめて現場確認を終えました。
次回のオーナー様との確認はコンセントやスイッチを設置し、内壁下地の石膏ボードを張る前に行う予定です。
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月18日月曜日
構造設計セミナーに参加
4月15日にパッシブハウスジャパン関東支部主催の構造設計セミナーに参加してきました。
セミナー名が自称省エネマニアのパッシブハウスジャパンっぽいです。
■セミナー名:省エネマニアのための構造設計セミナー
■副題:~太陽と風に素直な空間の構造的盲点を知る~
省エネマニアっぽでしょ。
セミナー内容は上記副題の「太陽と風に素直な空間と構造的盲点」は何かを知りたかったのですが、そこまで踏み込んだものではありませんでした。このようなセミナー内容を語るには温熱仕様ディテールと構造的な専門的知識の両方に精通した講師が必要なので、セミナー出席者が独自に自分自身で考える必要があるでしょう。
今回の講習では木造在来工法の構造的知識を広く浅く、浅くといっても一般的な手引書には書いていない情報を盛り込みながら分かり易く解説してくれました。
・吹抜けと水平構面の関係、その対処方法
・勾配天井の取り扱い、具体的な部材寸法の設計方法など
・スキップフロアの構造設計方法
・告示仕様の詳細解説など
意匠設計者が曖昧にしがちな事柄についてとても分かり易く解説いただきました。
講師:株式会社 M's構造設計 代表取締役社長 佐藤実氏
【住環境性能+Design】 森建築設計
セミナー名が自称省エネマニアのパッシブハウスジャパンっぽいです。
■セミナー名:省エネマニアのための構造設計セミナー
■副題:~太陽と風に素直な空間の構造的盲点を知る~
省エネマニアっぽでしょ。
セミナー内容は上記副題の「太陽と風に素直な空間と構造的盲点」は何かを知りたかったのですが、そこまで踏み込んだものではありませんでした。このようなセミナー内容を語るには温熱仕様ディテールと構造的な専門的知識の両方に精通した講師が必要なので、セミナー出席者が独自に自分自身で考える必要があるでしょう。
今回の講習では木造在来工法の構造的知識を広く浅く、浅くといっても一般的な手引書には書いていない情報を盛り込みながら分かり易く解説してくれました。
・吹抜けと水平構面の関係、その対処方法
・勾配天井の取り扱い、具体的な部材寸法の設計方法など
・スキップフロアの構造設計方法
・告示仕様の詳細解説など
意匠設計者が曖昧にしがちな事柄についてとても分かり易く解説いただきました。
講師:株式会社 M's構造設計 代表取締役社長 佐藤実氏
【住環境性能+Design】 森建築設計
2016年4月15日金曜日
家のつくり手名鑑で紹介されました
建築業界に長く在籍した編集長が作った、「本当に欲しい家をつくりたい人のためのコミュニティ情報サイト[HB PRESS]」が「家のつくり手名鑑」として森建築設計を取り上げて記事にしてくれました。
[HB PRESS]:https://press.house-base.co.jp/
この情報サイトに紹介されている編集長の家づくりに対するコラムがとても面白い。一般消費者にとって家づくりは一生に1度あるかないかの初体験が多い事でしょう。そんな一般消費者に対し住宅業界に長く関わり良い部分悪い部分を様々見聞きしてきた編集長が優しい語り口でアドバイスしてくれているのだ。まさに一般消費者必見の情報ばかりである。
・家を買うのはちょっと待て!!これだけは考えてから家選びを
・土地選び4つの失敗例
・失敗しない建築家選び、8つの見極めポイント
このような内容のコラムが所狭しと紹介されている。
すい手とつくり手をつなぐハウス・ベースの[HB PRESS]を是非一度ご覧あれ!!
【住環境性能+Design】 森建築設計
登録:
投稿 (Atom)