2017年3月28日火曜日

吹奏楽部の定期演奏会


昨日、中2の息子が所属する吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。
三年生最後の演奏会ということもあり、最後は涙涙で3年生とのお別れ、4月からは息子の2年生が最上学年となり部を引っ張っていくことになります。

演目7曲とアンコール2曲、合計9曲をメンバー皆が一生懸命演奏しているの聞いていて楽しくなりました。
日々の努力の成果を聞いてもらうことができて子供たちも嬉しかったことでしょう。日ごろは見ることができない
息子の楽しそうな笑顔を見れて私もよかったです。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2017年3月26日日曜日

本の家 珪藻漆喰塗り仕上げ


「本の家」の現場管理へ行ってきました。
先々週大工工事が完了し内装工事を開始、すでに天井クロス貼りも完了しています。天井クロス完了後に開始した壁の珪藻漆喰塗りも工事終盤です。

本の家では1階と2階のほぼすべての壁を珪藻漆喰塗り仕上げとしています。カビに悩まされてきた建て主様に気持ちいい空気の中で生活してもらいたいという願いもあり少々コストは上がりましたが実現したものです。珪藻土という名称はよく聞くことがあるかもしれません。この住宅で使っている材料は珪藻土に漆喰を混ぜた珪藻漆喰という材料です。珪藻土は湿度調整機能や空気浄化機能が高く人気がありますが中性(酸性ーアルカリ性)でカビが発生する可能性があるのと表面が柔らかく傷つきやすいという欠点があります。そこで珪藻土に漆喰を混入することで漆喰の表面が固くアルカリ性という特徴を付加したのが「珪藻漆喰」です。

今回は写真のようにコテ塗り後に表面を抑える「木ゴテランダムヘッドカット」仕上げという塗柄を採用しています。手作り感が良く出る左官らしい仕上げです。
すでに外構工事もほぼ完了し、珪藻漆喰塗り後に設備機器の取り付けを行う予定です。4月中旬にはお引渡し予定です。
次に上の写真は内部木製建具の色柄選定のサンプルです。
全体の色柄から1階は左から2番目の最も濃い木目調、2階は一番右側の横柄の色柄としました。完成後に竣工写真を撮影しますので完成後を楽しみにしていてください。
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2017年3月19日日曜日

小笠原シェアハウス計画 青い空と屋根垂木


本日小笠原に着きました。
午前11時に父島二見港に接岸して、お昼のお弁当を購入して早速現場へ行ってみると、日曜日にもかかわらず大工さんが働いてくれていて
屋根垂木が完成していました。建坪24坪の大きな切妻屋根の屋根垂木が整然と並ぶ姿はとても美しかったです。背景の空がまた美しい。
明日からは野地板の工事に入ります。

この建物では下野地と上野地を設置して間の空間を通気層とします。屋根の通気層は屋根の耐久性を高める工法です。
野地板が雨漏りで腐るという話は聞いたことがあるかもしれませんが、実は雨漏りよりも室内の湿気が天井裏に侵入して野地板を腐らせる
ことのほうが多いのです。屋根通気層は天井裏に侵入した湿気を外部に排出する重要な機能を果たすのです。また雨を室内に侵入させない
昨日も果たすことになります。屋根の野地板の上に敷く防水紙は完全ではありません。100%の施工をしても若干の水分が野地板まで
達してしまいます。屋根通気層はその雨水を室内に侵入させることなく外部に排出する機能も果たすのです。

では、明日以降また小笠原情報をお伝えします。
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2017年3月18日土曜日

小笠原シェアハウス計画 上棟!!


昨日、小笠原シェアハウス計画の上棟作業を行い、事故・怪我なく無事に上棟できました!!
作業自体もとてもスムーズに進んだそうです。

そうですって?
はい私はまだ内地に居て、本日11時出航の小笠原丸で渡航して上棟後の確認を行います。東京から1000キロ離れた離島なので設計監理者といえども上棟に合わせて予定を立てるのは困難です。今回はさらに資材運搬船の遅れが大きく影響して上棟が丸2週間遅れています。

上棟が終わりいよいよ本格的な大工工事を開始します。では、小笠原についたらまた情報発信しますのでお楽しみに。
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2017年3月14日火曜日

小笠原ペンション計画 荷卸し立ち会いと築地市場


昨日は「小笠原ペンション計画」の資材を貨物船に預ける立ち会いをしました。この計画では設計監理だけでなくこのような施工時のお手伝いもしているのです。

写真は東京月島(最寄り駅は 勝どき駅)と小笠原を結ぶ定期貨物船の共勝丸です。昨日荷卸ししたのはアルミサッシ、断熱材、外壁下地板です。アルミサッシはガラスが飛散しないように合板で囲んだ箱に梱包したものを預けました。昨日預けた荷の合計は42m3ほどになるでしょう。1回の運搬としてはこの計画で最大の運搬量になります。昨日は共勝丸の入港日ということもあり、共勝丸から下ろす資材や車両の作業と明日出航する船に乗せるに貨物受付で数台のフォーク(資材を運ぶ車両)が桟橋を走り回っていました。

さて、勝どき駅というと今話題の築地市場がすぐ近くにあります。築地市場前を車で通りすぎると歩道を歩くのも困難なほどの多くの観光客(主に外人さん)で賑わっていました。一般客も入店できる露店が建ち並ぶ路地はとても魅力的。次に資材運搬立ち会いするときは電車で行って帰りに築地市場に寄って昼飯を食べるぞ!!
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2017年3月12日日曜日

マグネット黒板塗装の楽しい絵

昨日、「ルーフバルコニーハウス」竣工後初めて訪問させてもらいました。
室内は暖房無しでも暖か、1階と2階の温度差もそれほどなくとても快適でした。

「建て主様は1階が寒いかな、あとはとても快適。訪れた両親にはもう10年も住んでいる家のようだね(良い意味で)」と言葉を掛けれられたそうです。
1階の室温はそれほど低くはないのですが周壁温度が低いために寒く感じるようです。近々温湿度計をプレゼントして1階と2階の温湿度を計測記録していこうと思います。

さて、写真はルーフバルコニーハウスの2階リビングダイニングです。壁一面に塗装されたマグネット黒板塗装には線路やキャラクターの絵が大きく描かれていました。
旦那様からご家族への言葉も添えられています。リビングダイニングの上部は吹抜けになっており、真南から入射した太陽光が部屋の奥まで差し込み、部屋を明るく暖かく保ってくれています。写真正面の右側には勉強スペースとなるカウンター、左側はダイニングスペースから20cm上がったリビングスペースになっています。よく見ると写真正面はリビング床よりも高くなっているのが分かるでしょうか。リビングから20cm、ダイニングスペースから40cm高い位置にベンチカウンターを設けております。

この住宅はあえて床に段差を設けることで一室空間の中にいくつもの居場所(スペース)を作っているのです。
子供たちにとっては床段差は丁度良い椅子になります。リビングの床に座りキッチンに居るお母さんとお話ししたり、床に寝転んだりしていました。
私自身、6箇所に移動しながら腰掛けてみるとどこに座っても楽しい空間を感じることができるのでつい長居してしまいました。

最後に建て主様の車をお借りして、間口2mの通路から敷地に車で入車して敷地内で180度回転するという運転にチャレンジ!!
敷地内の回転は注意すれば問題なくできましたが、間口2mの通路から道路へ出て再び敷地内に戻るときがヒヤヒヤドキドキでした。バックミラーを畳まないと両サイド個ネットフェンスに当たってしまうのでミラーを畳んだ状態での運転になるので後ろが見えず恐る恐るゆっくりと通過できました。

今度訪問させていただくときは竣工写真の撮影時になるでしょう。竣工写真撮影後にはこの楽しい住宅をもっと詳しくご説明いたします!!
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パナソニック埼玉ショールームで建築家相談会


今日は建築家相談会で埼玉へ来ています。
場所はさいたまスーパーアリーナ近くのパナソニック埼玉ショールームです。

午後の相談に空きがありますのでお近くの方は是非いらしてください!!
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2017年3月11日土曜日

現代の長屋5選で紹介されました

建築情報サイトの「fomify」で私の設計した「4軒の賃貸長屋sora」を紹介してくれてます。

なんと「現代の長屋5選」として紹介してくれました。
soraの他にも魅力的な長屋が紹介されていますので是非ご覧ください。

soraは川崎市中原区にある賃貸長屋です。私の自宅前を通りかかった建て主様が我が家のドアホンを押して訪ねてくれて、その3年後に完成したものです。
竣工後すぐに満室となり、隣地に同じものを建設することになり4軒+4軒、合計8件の賃貸長屋となった思い出深い建築です。
2棟目が完成した後に、各戸に占有パティオを設けロフトを使った複雑な内部空間が評価されて、「神奈川建築コンクール住宅部門 優秀賞を受賞した建築です。

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2017年3月10日金曜日

小笠原ペンション計画 基礎型枠ばらし

今日は小笠原シェアハウス計画の進行状況をお知らせします。
写真は基礎完了の写真になります。

写真左を見るとすぐそこが海であることがよく分かるでしょう。
そう、この敷地は目の前が海岸なのです。ほとんどプライベートビーチのような立地です。
反面台風の時には強風が吹き、時には波が道路まで達するとか、対策は打ちましたが恐ろしいことです。

前回の渡航時に大工さんを連れて行って現在土台敷きをしているところです。14日に上棟予定でしたが
13日と14日は小笠原は雨のようなので16日に上棟予定です。私の次回渡航は18日になりますので次回のお知らせでは上棟後の写真をお見せできるでしょう。

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2017年3月8日水曜日

小笠原住宅計画 中間検査終了

昨日は小笠原3物件のうち竣工間際の「小笠原ペンション計画」の状況をお伝えしました。
本日は「小笠原住宅計画」について現場状況をお伝えします。

実はこの住宅、設計依頼は最初にいただきました。施工業者の選定で時間がかかり「小笠原ペンション計画」に追い越されてしまったのです。
現状は外壁下地の構造用モイス張りが完了し、内部の柱と梁を施主施工で塗装したところです。写真の両側柱が塗装した部分、正面の柱と梁は大壁(柱が隠れる)なので塗装はしていません。

外壁下地と説明した構造用モイスですが、内部側は仕上げなしでモイス表しとなります。写真の白い壁部分がモイスですので、壁はこの状態で施工完了となります。
木造の柱と梁の力強さを感じる工法です!!

建物が建っているロケーションは海岸まで300mほどの小高い丘の上になります。写真のブルーシートが無ければ海が見えるのですがシートが邪魔!!!
次回の「小笠原住宅計画」ブログではブルーシートが外れ窓が設置された状態の写真をお見せできるでしょう。
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2017年3月7日火曜日

小笠原ペンション計画 5つの切妻


小笠原で工事中の3件の監理のため一昨日まで小笠原出張でした。
本日から3件のプロジェクトについて説明します。

今日は最も早く竣工する「小笠原ペンション計画」です。このプロジェクトは自宅棟とペンション棟を自宅のキッチンが連結する形状で一見2棟のように見えますが1棟の建築物になります。写真は自宅棟の南側壁面です。大きな切妻形状と小さな切妻形状がアクセントになってますね。大きな切妻形状の出っ張りの下には将来目隠し木製塀を設置する予定です。

なぜ切妻屋根なのか?

計画時の建て主様との会話の中で奥様が発した「私切妻屋根が好きなの」という一言からイメージを膨らませていったものです。自宅棟大屋根の切妻、ペンション棟大屋根の切妻、自宅棟の大きな出っ張りの切妻が二カ所、自宅棟の小さな切妻屋根が一カ所、合計5カ所の切妻形状があります。道路を歩きながら、現れては消えていく切妻屋根形状、見る角度によっては1ヶ所、3箇所、そして5箇所と様々な表情を見せてくれます。色彩計画的にはペンション棟に行くほど木目調の茶色が強くなるよう計画しました。

正面の山には小笠原オオコウモリが棲んでいて、夕方になると1mを超す大きなコウモリが何匹も飛び交いその迫力に圧倒されることでしょう。
建て主様たっての希望から屋上には小笠原オオコウモリを観察できる屋上デッキも作りました。ペンション棟の運営開始は4月初旬予定です。小笠原へ行く機会がありましたら是非ご予約くださいませ。

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2017年3月5日日曜日

3月5日、船上から撮影した日ノ出



小笠原出張からの帰り、小笠原丸の船上から撮影した3月5日の日ノ出です。

日ノ出ってのは良いもんですね~
生きる活力が湧いてくるというか心が澄んでいくような感覚を感じます。

小笠原では、小笠原ペンション計画、小笠原シェアハウス計画、小笠原住宅計画の3件の現場を駆け回り、関係者との打合せ9件をこなしてきました。船に乗っても気持ちが高ぶり体は疲れているのに過ぎに寝ることができませんでした。

お弁当を食べ、シャワーを浴び、船内放送している映画をなんとなく見ながら気づかないうちに寝ておりました。そして朝5時には起床して朝日を待ち構えて撮影したのがこの写真です。

太陽は全てのエネルギーの源です。
明日も、明後日も、明々後日も頑張りましょう!!

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2017年3月3日金曜日

本の家 内部大工家具工事進行中

いま小笠原出張中です。小笠原の最高気温は21度、最低気温16度ととても過ごしやすい気候です。小笠原ペンション計画、小笠原住宅計画、小笠原シェアハウス計画の3件の現場監理と連れてきた大工さんのと島の職人さんとの顔合わせなど行っています。明日小笠原出航、明後日5日竹芝着の船で帰ります。

さて、「本の家」は内部の大工家具工事造作中です。といっても現場監理にいったときの話(2月25日)なので今週で大工工事は完了します。
この本の家、大量の蔵書のためにマンションを一室借りていたほどの建て主様が本を全て収納できる健康住宅(カビに悩まされていた)を建てたいとのことでスタートしたプロジェクトです。

写真はいつも掲載している外観写真とは別アングルのもの。青空と緑を背景に建物が良く映えます。中央の大窓面を真南に向けて日射取得と日射遮蔽を効果的に行うことで山に遮られた1階ではなく2階から明るくて暖かい陽の光を取り入れる計画となっています。

次回の「本の家」ブログでは内部大工工事完了後の写真をお見せできるでしょう!!

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