2018年2月21日水曜日

への字の家 上棟しました


昨日、「太陽と風を受けるへの字の家」を上棟しました。
祝!・祝!!・祝!!!

朝8時から作業開始して、午後4時半に屋根垂木の設置完了、ここで終了かなと思ったら野地板と遮熱透湿防水紙まで張ってくれました。日が落ちると急激に寒くなる中、周りが薄暗くなる午後6時近くまで作業してくれた職人さんどうもありがとうございます。

今日から通気垂木、上野地、外壁下地板、サッシ取付など外回り工事を優先して工事を進めていくことになります。天気予報では雪になるかもしてないとの予報があるなか快晴となり順調に作業できたこと、建て主様もとても喜んでおられました。

築設計 森健一郎
http://moriken.p1.bindsite.jp/

2018年2月14日水曜日

陽を受けるくの字の家 基礎完成


今日は「太陽と風を受けるくの字の家」の工事状況をご紹介いたします。

この住宅敷地は東西南北に対して40度ほど傾いています。土地に対して平行に建物を配置すると、日の入りが遅く西日が強い家になってしまう。そこで日射取得用の窓を真南に向けた計画としました。結果的に敷地に平行な部分と日射取得用窓のある壁面が折れ曲がり「くの字」のような形状となりました。

写真は基礎完了時のものです。撮影方向から逆くの字に見えますね。写真上部の斜め基礎が真南に面する壁面です。来週はいよいよ上棟予定!!
上棟後にまた工事状況をお伝えいたします。

森建築設計 森健一郎
http://moriken.p1.bindsite.jp/

2018年2月13日火曜日

天窓

工事中の「世田谷の賃貸併用住宅」の現場確認へ行ってきました。現場の状況は大工工事が完了し、電気配線結束工事中、外部足場も撤去されて外観の仕上がり状況を遠目で確認できる状態です。細かな収まりや窓ドアの開閉などを確認して問題点をピックアップしてきました。

さてそんな世田谷の賃貸併用住宅では天窓についてお話したいと思います。
周囲の住宅に囲まれた賃貸室では天窓を多用しています。

天窓の部屋はとても明るいです。建築基準法でも窓面積の3倍の面積として計算してよいことになっています。また換気面でも窓面積の約3倍の換気量となります。ただし良いことばかりではありません。夏の日差しが入りやすい南面屋根に設置すると夏の日射へ部屋が高温になる、ガラスが汚れたときに掃除しにくいなどの短所があげられます。

世田谷の賃貸併用住宅では北面の屋根に設置し、また遮熱性能の高いガラスを使用することで夏の日射対策をしています。各部屋に2か所づつの天窓を設置したことにより天窓だけで十分が明るさがあり、部屋に入った瞬間独特の空気感を感じる空間となりました。

北側の賃貸室の天窓からは隣地の桜の木を見ることができます。もう少しで桜の時期になりますが、四季を通して桜の木の変化を楽しめる天窓となりました。
 
森建築設計 森健一郎
http://moriken.p1.bindsite.jp/

データロガーを設置


1月から寒い日が続き、大雪も降りと今年の冬は例年以上に寒いですね。
写真は昨年5月に竣工した「本の家」に置かせてもらっているデータを保存できる温湿度計です。
写真中央の小さなディスプレイに15.7と表示されている機械が私が持ち込んだ温湿度計、その左側の円筒形の機械は建て主様が設置されていた温湿度計です。

あっそうそう、データを保存できる専門的な温湿度計のことをデータロガーと言います。
なんとこのお施主さんは私が機械を設置する前にご自分でデータロガーを設置していたのです。
この円筒形の機械はウェザーステーションといいまして、私も自宅で使っているものと同じ機械です。設置された家のWiFiを通じてデータがサーバーに保存され、ネットが繋がっている環境であればスマホでも自宅の温湿度環境を見ることができます。
しかもこの機会は温湿度だけではなく二酸化炭素濃度と騒音値も測定できるので換気のタイミングなども知ることができます。

さて、私が設置させてもらったデータロガーは2月1日から1か月間おかせてもらい、その後回収してデータを分析いたします。
設計しているときに趣味レーションした温度状況と実際の違い、また想定した光熱費(消費エネルギー量)と実際の違いを確かめ、建て主様へ暮らし方アドバイスをしたり今後の設計の参考とさせてもらいます。
 
森建築設計 森健一郎
http://moriken.p1.bindsite.jp/