2015年12月29日火曜日

本の家 ファーストプラン打合せ



昨日は「本の家」のファーストプラン打合せを行いました。打合せ場所は今月から借りている馬車道駅直結のシェアオフィスの会議室です。この会議室は今月25日から使用できるようになったばかりの部屋で森建築設計が初めて使わせてもらいました。

さて、「本の家」のファーストプランは敷地南側の森からの日陰を考慮したプランとなりました。先日の敷地再調査において、冬季は1階への日射は1時間、2階への日射も午後12時半~16時30分程度であることがわかりました。この日射状況から2階に日射取得用の大きな窓を設け、その光と熱を1階にも導くプランを考えました。

1階は多目的に使える大きな玄関ホールを中心に、西側に居間、東側にキッチンと水回りを設けました。中央の玄関ホール上の天井を半透明にして2階窓から日射取得した光を熱を1階に導きます。階段を上がって2階は中央にホール(洗濯物干場、兼来客時の宿泊スペース)、西側に主寝室と東側に書斎を設けました。主寝室と1階の今は同じ大きさとして、将来1階に寝室スペースを設けることもできる、また1階居間を来客用の宿泊スペースにもできるというように融通の利くプランとなっています。

インテリアは今風のおしゃれな感じでは無く、建て主様の年齢や趣味などからイメージした落ち着き有るシックなインテリアとしています。懸案事項としては、2階から取得した日射熱は半透明の床材で遮断され1階まで下りないことが予想されるので、ダクトを使った空気循環システムなども考えていかなくてはいけないと感じています。また建て主様の趣味関連の設えを外部に設けるなど次回まで検討しなければいけないことが挙げられましたが、大きな方向性はご満足いただいたのではないかと思います。次回打合せは来年1月中旬を予定しています。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年12月27日日曜日

ランドマークとクィーンズスクエア


今日は日曜日ですが、午前午後と仕事です。午前中は川崎市中原区で住宅計画をお持ちのお施主様との3回目の打合せを行い、来年早々の設計契約をご依頼いただくことになりました。午後は明日の「本の家」のプラン打合せ準備のために馬車道アトリエに来ています。

馬車道アトリエは東急みなとみらい線の馬車道駅直結のビルにあります。馬車道というとJR関内駅側を思い浮かべることと思いますが、馬車道通りを突っ切り海側へ出たところに馬車道駅があるのです。馬車道駅からJR桜木町駅は歩いて10分弱と言う距離にあり、運河越にランドマークタワーとクィーンズスクエアを望む写真の景色を見ることができます。
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2015年12月26日土曜日

歴史的建造物1階のカフェ

 
 
今月から二人の新スタッフ用に借りたYCC・コワーキングスペースの1階にあるお酒も飲めるカフェです。1929年に建設された歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店(一部復元) 」を用いた施設の1階にあるこのカフェ、夕方からは照明の照度を落しとてもいい雰囲気ですよ。

OMNIBUS(オムニバス)とはラテン語で「すべての人のために」という意味だそうです。楽しげなマルシェをイメージしたカフェ&ギャラリーで、フード&ドリンクだけでなく、アート作品の展示やイベント開催なども楽しめます。店内のユニークなカートは5組のクリエイターによるデザイン。併設のギャラリーでは、アート展示やイベントなども開催し、人々が気軽に立ち寄れる「広場」となっています。

カフェ オムニバス / Café OMNIBUS
ACCESS:横浜市中区本町6-50-1 YCC ヨコハマ創造都市センター1階
OPEN HOUR:11:30-22:00(L.O. 21:30)

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2015年12月25日金曜日

本の家 太陽高度がわかるアプリ


先日、「本の家」の敷地再調査へ行ってきました。
敷地周辺の住宅配置と窓位置を体に浸みこませ、北東側の山の影響で冬場の日射がどの程度入るかを再確認してきました。

写真は計画地2階レベルの冬至(一年で最も太陽高度が低い時期)の太陽位置です。2階でも直射光が入るのは12時半~16時の4時間半であることが分かります。1階レベルでは日照時間はわずか1時間でした。夏は涼しいが冬の日射取得がかなり不利な敷地であることがよくわかりますね。
最近はスマホで使えるこんな便利なアプリがあるので助かります。
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2015年12月24日木曜日

向日葵


今日も3男の要求で写真をUPします。
最近保育園で写真のようなミニブロックにはまっているみたいなんです。四角や三角の小さなパーツを組み合わせて様々な模様(形)を作る事がでえきます。

写真のヒマワリや他にも傘などを作ってはブログにUPしてとお願いしてくるのです。放置していると、まだUPしてないの?と叱られてしまうので小出しにUPしております。
※ヒマワリには見えないのですが三男がヒマワリだと言うのでヒマワリとしておいきます

今日保育園から帰ったらブログUPした写真を見せて安心させなくてはいけません。
では、今日も一日がんばりましょう!!
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年12月22日火曜日

桜木町のシェアオフィスで業務開始!!


昨日から、みなとみらい線 馬車道駅直結の新事務所で業務を開始しました。JR桜木町駅と関内駅、市営地下鉄の関内駅からも徒歩圏内という好立地の事務所です。事務所といっても、コワーキングスペースの中の一角(ブースで囲まれたスペース)を2席契約してスタッフ用のワークスペースとして業務を開始したものです。

写真を見たら見覚えのある方も多いと思いますが、入居したコワーキングスペースは1929年建造の歴史的建築「旧第一銀行横浜支店」を用いた施設です。この建物の2階がワークスペース、1階はカフェ&レストラン、3階は3Dプリンターやレーザーカッター、業務用刺繍ミシン、昇華プリンターが使えるファブラボになっています。

運営は、YCC ヨコハマ創造都市センターで、単に働くための場という枠組みを超え、キャンバスの会員同士、横浜市内の企業、地域の人々などとの連携促進も目的のひとつと位置づけており、会員が行う仕事や活動を通して、さまざまなコラボレーションが誘発・促進されることを目指して運営されている施設です。森建築設計も他入居者などから刺激を受けコラボもできればいいなと思っています。
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2015年12月20日日曜日

テニスガット張替しました


今日は朝からテニスラケットのガットを5本張りました。私のが2本、家内のが2本、そして次男のラケットが1本です。テニスラケットのガット張替はスポーツ店に出すと1本4千円くらいしますので5本だと2万円必要です。自分で張るとガット代700円~800円/本ですので5本でも4千円で済みます。今日一日で1万6千円の節約です!!

写真は家内のラケット、バボラのピュアドライブです。吸い付くような打球感で大人気となったラケット。女性の愛用者も多く、家内が参加しているサークルでは女性の半数以上がピュアドラを使っているそうです。
私のラケットはYONEXのRDiS200、他社と比べると比較的低めの価格設定でありながらハードヒットにも耐えうるフレームでありますがもう3年以上前に購入したおのなのでそろそろ買い替え時期ではあります。
次男のラケットというのは私のおさがりでHEADのradicalPRO(ラジカル)。シャープな打球が打てるラケットだったと思います。

さて今年はあと何回テニスできるかな。二回くらいできるといいな、と思いながら忙しいので1回になるでしょう。来年はさらなる技術向上を目標にプレー続けます。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年12月19日土曜日

来年からスタッフ2人体制で業務いたします!!


2カ月前からブログやホームページなどで募集していたスタッフがようやく決まりました。今月から1人、来年早々から1人の新しいスタッフ2人に力を借りて仕事を進めてまいります。

写真は三男の保育園で栽培していたヘチマが大きく育ち、玄関正面に擬人化して飾ってあるものです。ちょうど新しいスタッフが男性一人と女性一人だったので男性と女性に見えるヘチマを切り取って撮影しUPいたしました。新しいスタッフがヘチマのようにすくすく成長して真のパッシブデザインが出来るようになることを願っています。

来年は森建築設計の大きな転換年になるかもしれません。
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2015年12月15日火曜日

東京都大田区の賃貸併用住宅 設計契約締結


今年の夏に結成した環境系の建築家グループ 「感共建築ラボ」初の感共ラボブランドの設計契約を昨日いただきました!!

写真は建築計画とはまったく関係ありません。3男が積み上げたものですがブログにUPしてというお願いを忘れていたのでUPしたものです。りゅう君UPしたよ。

さてご契約いただいた建築計画ですが、建物用途は賃貸併用住宅になります。森建築設計へ今年の4月頃からご相談いただいていたご計画ですが、建て主様との数度の面談のなかで、経験豊富な感共建築ラボメンバーに協力をしてもらって設計提案をしようということになったものです。感共ラボが取り組んできた桜木町駅前ビルコンペと神戸の20区画住宅提案コンペの経験を活かした提案ができると思っています。

ここで感共ラボについて改めてご説明しておきます。
神奈川に拠点を置く9名の建築家で作ったグループです。温熱性能や環境建築などについて3年間勉強してきた仲間を中心に今年の夏に発足しました。単なる高断熱や高気密、省エネ住宅などではなく、建物性能とコストのバランスを図りながら太陽光や通風を利用した真に豊かで快適な建築を目指し、同時に建物周囲の環境を整えることで内外の快適性を高めながら資産価値も上げることができる建築を研究するグループです。

神奈川から日本の住宅街を変える!!
を合言葉に活動しているグループです。来年には法人化と設計事務所登録を予定しており、そのための大きな一歩を踏み出すことができたと感じています。
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2015年12月10日木曜日

鎌倉の減築リノベーション 第三回基本設計打ち合わせ


昨日は「鎌倉の減築リノベーション」のプラン打ち合わせを行いました。ファーストプラン打ち合わせと設計見積もりコスト打ち合わせを経て、基本設計第三回目の打ち合わせです

。このご計画は2階屋根を撤去して1階平屋にするという大規模な減築リノベーションです。昨日は設計見積もりとの差額が大きくなることがある撤去費用の金額を把握するため、横須賀地域で2軒建設してもらったことのある工務店さんに現地調査もしてもらいました

計画プラン、構造安定、コスト、仕様、温熱性能、断熱気密収まり、雨仕舞などすべての総合性をとりながら最終プランを決定しなければいけないので、リノベーションは新築の3倍難しいです。このご計画でも数々の難題を1段1段クリアしながら最終プランに近づきつつある状況です。

写真はファーストプランで作成したものなので屋根の形状は外壁色など変わってきましたが、概略のイメージは残っています。次回打ち合わせは年末か年初となります。それまでコストと構造とデザインの整合性を図る検討(健闘)が必要です。
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2015年12月8日火曜日

西方里見トークライブ 「最高の省エネ・エコ住宅をつくる方法」


建築界のお茶の水博士、エコ住宅設計の第一人者である「建築家西方里見氏」をお招きして、省エネ・エコ住宅のつくり方と西方氏ご自身の設計事例を解説いただきます。

住環境性能とデザインの整合を図りながら独自の換気・空調システムまで提案している西方里見氏は、究極の省エネ・エコ住宅を模索する探求者です。2020年の省エネ基準適合義務化をチャンスに変えるために、この男の言葉を聞かずにいられるか!!

【主催】神奈川県建築士会 技術支援委員会 建築環境部会
【日時】平成28年 1月 23日 (土) 
    13:30~16:50(受付開始13:15)
【会場】横浜市教育会館 第一会議室(横浜市西区紅葉ヶ丘53番地)
【講師】西方里見+(有)西方設計 代表 西方里見氏
【対象】建築士会会員・一般・学生
【会費】建築士会会員:1500円(一般:2000円 学生:1500円)
【募集】60名(先着順)

【申込方法】①講習会名 ②氏名(フリガナ)③会員番号 ④メールアドレス ⑤緊急連絡先電話番号
を明記いただき、E-mail又はFAXでお申し込みください。
E-mail:kankyou@kanagawa-kentikusikai.com
FAXの場合:045-201-0784 
※講習会終了後に懇親会を予定しております。参加希望の方は氏名の後に懇親会参加希望と記入してください。会費(\3,000-程度)
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2015年12月5日土曜日

日本型HOA推進協議会 認定資格講座


昨日は日本型HOA推進協議会の「すまい・コミュニティーマネージャー」養成講座を受講しました。
朝10時から夕方18時までの長時間の講座です。

そもそもHOAってご存知でしょうか?
HOAとはHome Owners Associationの略です。日本語に訳すと、「住宅所有者の組合」といえばいいでしょう。アメリカでは1/8の人がHOAのある住宅地に住んでいますし、ヨーロッパでも100年以上前に誕生し広く認識されているものです。
と言ってもよく分かりませんよね。

日本のマンションのほとんどは、土地と共有部分を区分所有して、マンションの外構や共有部分を管理会社が管理して維持運営しています。住人は管理組合の一員として毎月管理費や修繕積立金を払っています。この管理方法の住宅地版がHOAです。

何故日本の住宅地はありきたりでどの町に行っても同じ、住人は所有者意識が強く身勝手な改装などで住環境が悪くなってしまうのでしょうか?
魅力的な住環境を維持しながら資産価値を高めていくための手法の一つがこのHOAです。

昨日の講座では、日本型HOA推進協議会代表 横浜市立大学教授の齋藤広子先生、講座会場となった光が丘エコタウンの事業計画担当者、実際にHOA型住宅地の管理を行っている管理会社の方から様々なお話を聞くことが出来ました。もちろん講座後は齋藤先生を囲んで親睦会まで参加させてもらいました。

昨日の講座受講をもって「すまい・コミュニテイーマネージャー」としての認定証を授与され、今後HOA型住宅街区の設計に活かしていけます。このHOAは新築の住宅地だけではなく、実は既設の住宅地でも活用できます。自分が住んでいる住宅地の住環境が悪くなって困る、空き巣など犯罪が多いなどお困りの町内会長様などいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。よいアドバイスができるかもしれません。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年12月3日木曜日

プレミアムモルツ


お付き合いのある工務店さんからお歳暮をいただきました。
いまテレビCMでも放送されているサントリーのプレミアムモルツビールです!!

黒と金色で配色された箱は両開きの扉を開くような形になっています。扉状の上蓋を開くと中にはやはり黒と金色のビール瓶が整然と並んでいました。扉を開けるときのわくわく感、扉を開けた瞬間の感動を味わうことができました。

これって、建築にも必要だよな。
感動、非日常性は商業建築ほど色濃く、住宅ではあまり大きな感動は必要ありませんが、部屋から部屋へ移動するときや部屋の中から窓の外を見た瞬間など、気分が変わる瞬間が必要だと思います。非日常性の割合をどの程度に設定するかはとても重要です。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年12月2日水曜日

エコロジカルな住宅街区提案

 
9人の建築家で結成した感共建築ラボで住宅街区コンペに取り組んでいます。

先日、各自考えた案を持ち寄ってコンペの方向性を決める会合を開きました。5時間の協議のすえ、方向性と役割分担を決めてお開き。その後食事をして帰りました~

このコンペは20棟の住宅街区の住宅配置と、指定された2棟のプランを提案するものです。配置とプランと言っても街区全体のコンセプトを明確に決めないと20棟の配置を決めることなどできません。5時間の協議のなかから、感共ラボにしか提案できない案の方向性が決まったと感じています。
コンペ提案の図面はA2の用紙4枚です。来週はプランの完成と模型作り、再来週に提案図の提出予定です!!
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月28日土曜日

iPhon5→iPhon5sへ交換


使っているスマホをiPhone5から5sに換えました。
16Gだった記憶容量を64GにUPしたのです。

6sが発売されているいまなぜ5s?
と思うでしょうが、私にとって6や6sはあまり魅力を感じません。機能的には5でも十分ですし大きさも手にフィットしてくれるので6以上に換える必要が無かったのです。それよりも必要だったのはサーモグラフイー(赤外線表面温度測定機/FLIOR ONE)のアダプタを使えるかどうかです。先日もカビの発生に悩んでおられる建て主様の表面の温度状態を測定してカビ発生域の状態を把握できました。これから寒い冬はさらにサーモグラフイーが活躍することでしょう。

5から5sへの交換、変わったのは指紋認証が追加されたことくらいですが、これだけでも重宝しています。5はいずれ息子が使うことになるでしょう。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月24日火曜日

絵画のような夕陽


6日間の小笠原出張から帰ってきました。
写真は小笠原丸から撮影した夕陽です。綺麗でした~
夕陽が沈んだ瞬間、花火大会が終了したような大きな拍手が巻き起こり感動いたしました。

今日からまた内地で慌ただしい業務に戻ります。
高円寺の賃貸併用住宅、鎌倉の減築リノベーション、磯子の事務所改修、本の家、小笠原の住宅計画、小笠原のペンション計画、今回小笠原出張した目的の小笠原シェアハウス計画、その他にも感共建築ラボの仲間と取り組んでいる住宅団地コンペなどもあります。

みな大きな期待を寄せていただいているプロジェクトばかりです。気合を入れて頑張ります!!
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月22日日曜日

小笠原シェアハウス計画 配置検討

写真は小笠原のウェザーステーション展望台から撮影した夕陽です。
父島西側の山の上にあり、水平線に沈む夕陽が絶好のポイント。昨日は惜しくも水平線に雲があり沈む瞬間の夕陽は見えませんでしたが多くの観光客が集まっていました。今回の小笠原滞在中の観光はこの夕陽だけでした。。。

さて昨日は「小笠原シェアハウス計画」の配置検討案を建て主様にご説明しました。説明といっても敷地を調査して敷地から感じる印象という程度。細かな部屋割りや設備配置などを進め微調整しながらプランを煮詰めていくことになります。
小笠原滞在は今日まで、本日発、明日23日東京着の船で帰ります。今回の船は久里浜寄港便です。久里浜で降りたほうが早く家に着くようなので久里浜で降りてみる予定です。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月20日金曜日

小笠原シェアハウス計画 敷地調査しました


昨日、小笠原に到着して計画敷地の調査を行いました。

写真は大村海岸という小笠原丸が寄港する港近くの海岸で現地写真ではありませんが、計画地も海の良く見える絶好のロケーションでした。本日もう一度現地へ行って、しばらく滞在しどのような建物がふさわしいか検討する予定です。

さて、小笠原はまだまだ暑いです!!
今日は最高気温28℃、最低気温23℃という天候予定、まだまだクーラー必須の暑さであります。
11中は海に入ることも可能だそうですが、残念な事にちょっとその時間は取れそうもありません。
今回は仕事100%、観光0の小笠原出張となりそうです。
といいながら船出航日の午前中くらい海か山に行きたいなと企んでいるところです。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月18日水曜日

小笠原へ出航!!


小笠原諸島 父島での3件目のお仕事で今日から小笠原へ行ってきます。
今回は小笠原でシェアハウスを作りたいという方との設計監理契約と敷地調査で渡航することになりました。

敷地は海に面する絶好のロケーションのようです。どのような建物が浮かび上がるのかとても楽しみです!!

小笠原は民間空港が無いので小笠原丸という定期船で渡航する必要があります。東京から小笠原まで25時間、そして小笠原で3泊して帰ってくるという工程になるので1回行くには5泊6日を要することになります。船に乗っている間は携帯やインターネットは繋がらないので約1日間音信不通となってしまいます。今回5回目の小笠原ですが、初回は音信不通の不安感がかなり強かったことを覚えています。いまは逆に電波から解放されて楽になりました。

では行ってまいります!!
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月17日火曜日

感共ラボ 第二回セミナーを開催


一昨日、感共建築ラボの第2回セミナー&展覧会を開催しました。

今回のセミナーテーマは自然素材です。写真は珪藻漆喰左官材を販売しているEMMAXの鮫島社長による講演風景です。ビニールクロスの部屋と珪藻漆喰の部屋の湿度調整機能を実物模型で説明したり、珪藻土の空気浄化機能を科学的な説明、化学物質を混入させた珪藻土と本物の珪藻土の違いを燃焼実験で確認したりカビ抑制機能として漆喰を混入している理由などを詳しく説明いただきました。そして講演終了後は珪藻土パネルにビーズやビー玉などを埋め込むパネル製作体験をしていただきました。実施に珪藻土に触れることでより身近に感じていただけたのではないかと思います。

また第1回と同様に参加建築家の竣工事例をパネルや模型展示して参加いただいた方々にご覧いただきました。
次回のセミナー&展覧会は年明け2月か3月に逗子又は鎌倉で開催する予定です。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月15日日曜日

高円寺の賃貸併用住宅 設備ショールーム見学


昨日は「高円寺の賃貸併用住宅」のユニットバスとシステムキッチンの仕様確認でパナソニックとクリナップのショールームへ行ってきました。初めて訪れた新橋のパナソニックショールームは3フロアを使った大きなもので各階でイベントなども行っていて沢山の人が来場していました。また新宿のクリナップショールームも流レールシンク導入効果か多くの人が来場していました。

写真はパナソニックのユニットバス色仕様を検討しているモデル模型です。パナソニックのユニットバスを使用するのは私自身初めてなのですが、お客様が「酸素美泡湯」という設備を使いたいということでパナとなったのです。酸素美泡湯は、お湯に酸素を含んだミクロの泡を加え、湯冷めし難く体がポッカポカになるというものです。ショールームには同じ39度の普通のお湯と美泡湯に腕を入れて体感できるものがあり、確かに美泡湯の方が2度~3度温かく感じました。完成したら一度お湯と溜めて完成検査として入浴してみたいな~

クリナップはシステムキッチンを使用する場合にいつも紹介しているキッチンメーカーです。クリナップではクリンレディーシリーズに「流れーるシンク」という新しいシンクを導入しました。実物を見るのは初めてでしたが、これはま~特に必要ないかなと感じましたがお客様には好評だそうで、クリンレディーだけでなくSSシリーズにも組込み可能となったそうです。昨日の見学ではクリンレディーとSSライトでの見積り作成をお願いしました。SSライトは高級シリーズのSSシリーズのオプション数などを減らしてお求めやすい価格設定で販売しているシリーズです。ここ5年くらいはまず第一にSSライトをお勧めしています。とにかく基本性能が高く最もコストパフォーマンスの良いシステムキッチンだと思います。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月12日木曜日

木の鉄人講座、建築心理学(形態)


一昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会の勉強会を行いました。

冒頭の発表ではバウムプラニングの榑林さんから「木の鉄人講座」と「エネマネハウス2015」についての発表があり、私は「建築心理学(形態)」について発表させてもらいました。

榑林さんの発表では、豆腐と大根と木材でm3単価が最も安いのは何か、木の信仰、有名な有馬教授のネズミの生存率実験などについて興味深い話を聞くことができました。休むという漢字は「人」と「木」が組み合わさってできており、人と木の共生がともて大切だという話は単純で説得力のあるものでした。また発表後の意見交換では「木」がどうして心地よいかの理由は電位である。という最新理論も飛び出して出席者も興味津々でございました。

私の発表では、建築のフォルムの根源的な形態を「木」と「森」から解説し、ヨーロッパの住宅街が美しくかつ単調ではなく、日本の住宅街がどうして魅力を失ってしまったかについて発表しました。

この勉強会は月1回、3年程継続して行っているものです。神奈川県建築士会の会員なら誰でも出席できますので興味ある方はご連絡ください。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月9日月曜日

本の家 所蔵されている本との初対面


昨日は「本の家」のご要望ヒアリング打合せを行い、所蔵されている書籍と初対面してきました。

ご要望事項はいままでの2回の打合せで大よそお聞きしていたので、昨日は細かな希望事項の確認と現在お住まいになっている住居の雰囲気を体感するという目的が強いです。ご希望事項を言葉でお聞きするよりも自分の体で感じるほうが新居のイメージが明確になるのです。

所蔵されている書籍の量はざっと見積もって40m2分の本棚が最低必要かなという感じです。その他収納スペースも普通の住宅の2倍は必要そうなので、そのへんを頭に入れながらプラニングしていくことになりそうです。

写真は、本の収納の他に大きな懸念事項であるカビの問題を調査した写真です。カビが発生している箇所の表面温度を調査したところ、床際や階段裏など表面温度が低下する部分にカビが集中的に発生しているようでした。このカビ対策も対策が必要です。
次回、12月末予定の打合せではファーストプランを提示する予定です。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月8日日曜日

そらまどのいえ 引き渡しから1年後の点検


昨日は「そらまどのいえ」の1年点検へ行ってきました。

1年点検は竣工引き渡しから約1年経過した状態の不具合などが無いかを確認するものです。
建具のガタツキ、内外仕上げのヒビ、給排水作動確認などを確認し、建て主様から気になる点をお聞きしました。窓の網戸が重いということから網戸確認も行い、外れていた戸車を正常な状態に戻し作動確認しました。また便器の側カバーの浮きを修正いたしました。
その他、建具のガタツキや仕上げのヒビもなく、特に問題はありませんでした。

写真は1階スキップフロア床下を撮影したものです。断熱材の脱落もなく湿度も通常の状態でまったく問題ありませんでした。1年点検は問題ヶ所の確認だけでなく、建て主様の住み心地をお伺いする貴重な時間です。夏の風通しはどうだったか、冬の寒さはどうだったかなど、設計時に想定していた環境となっているかどうかを確認することができます。「そらまどのいえ」は晴れていれば冬でも夜まで暖かいとのお言葉をいただき安心しました。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月7日土曜日

今年もミドリ亀が誕生


今年も亀の赤ちゃんが誕生しました。
亀の産卵情報をブログでUPしたのが7月6日だったので約4か月でのとなりました。

誕生といっても土の中から自力で出てきたのではなく、土を掘り返して取り出したのです。
家の目の前にある川崎等々力公園の釣堀池から上がってきた親亀が産卵してから4か月、ネットで調べるとミドリ亀の孵化日数は約100日だそうなので昨日掘り返してみたのです。すると孵化したてというよりも孵化して冬眠に入るような気配の赤ちゃん亀が14匹も眠っていました。

取り出した赤ちゃん亀は今朝子供たちが釣堀池に逃がしました。
亀の産卵、孵化するたびに宝くじを買っていますがちっとも当たりません。いつか当たるかな~
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年11月6日金曜日

感共ラボ セミナー(自然素材の効能)


9名の建築家で設立した「感共建築ラボ」第2回目のセミナー&展覧会を開催します。今回は自然素材の効用をテーマに珪藻土メーカーとのコラボで珪藻土パネル製作体験も予定しています。

そしてこのセミナーが昨日の神奈川新聞に取り上げられました。
セミナーや展覧会情報欄ではなく、一般記事としての掲載です。
セミナー開催は11月15日、海老名文化会館です。海老名駅近くにはララポートが開業したばかりなのでお買い物がてら参加されてみてはいかがでしょうか。

開催日:2015年11月15日(土)13時~16時30分(セミナー開催時間は14時~15時30分)
会場 :海老名文化会館 122大会議室(海老名市上郷476-2)
受講料:無料(珪藻土制作パネルをお持ち帰りいただけます)
申込み:氏名、住所、緊急連絡先電話番号、メールアドレスを明記の上、
    Webサイトの申し込みフォーム・メール。FAXのいずれかでお申し込みください
    WebHP:http://kankyo-labo.jp
    Mail:info@kankyo-labo.jp
 FAX:046-400-4108
(お子さんご兄弟で珪藻土パネル製作される場合はパネル製作人数もご記入ください)

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月31日土曜日

三男の遠足の絵


またまた、三男の絵です。
今回も本人から特に強い希望がありブログUPいたします。

先日行った遠足の絵だそうです。隣に居るのは園長さんです。私が作ったお弁当を園長先生と一緒に食べているところを描いたそうで、園長さんも自分を描いてくれたと喜んでくれました。
お弁当食べてるのに絵の中にお弁当が無いね?と三男に聞くと、「だって描く時間がなかったんだもん」との返事でした。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月30日金曜日

設計事務所スタッフ募集


現在、設計事務所スタッフを募集中ですので勤務先をお探しの方はご連絡ください。
パッシブデザインに興味のある人が来てくれるといいな~
■勤務地:川崎市中原区等々力17-5
 最寄り駅は「武蔵小杉」、「新丸子」、「武蔵中原」
 自宅事務所は駅から遠く狭いので、実際に勤務いただく場所は近くの
 シェアオフィスなどを考えています。
■条件
 住環境性能、パッシブデザインに興味のある方
 誠実で責任感のある方
 CADを問題なく使用できる方(実務経験者・建築士資格保有者優遇)
■待遇
 経験の有無や実績を考慮して待遇を決めます
■応募方法
 郵送又はメールで履歴書を送ってください。
 面接時にポートフォーリオや作図図面などお持ちいただきお話ししましょう。
 まずは電話で問合せでも結構です。
森建築設計 森健一郎
〒211-0052 川崎市中原区等々力17-5
044-744-1596
info@mori-ken..com

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月29日木曜日

LaQブロックボール


保育園年長さんの三男が作ったブロックボールです。知育ブロック LaQ(ラキュー)というブロックで作ったものですが、色を交互に綺麗に並べ上手に作っていました。長男と次男も同じブロックでかなり複雑な形状の機関車や動物などを作っていましたが、ここまで色にこだわりは無かったように思います。三男は以外に几帳面なんだなと再認識しました。

今日は他の保育園との対抗ドッジボール大会があるそうです。頑張れー!!
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月28日水曜日

珪藻土制作パネル体験 参加募集


9名の建築家で設立した「感共建築ラボ」第2回目のセミナー&展覧会を開催します。今回は自然素材の効用をテーマに珪藻土メーカーとのコラボで珪藻土パネル製作体験も予定しています。

「感共建築ラボ」は高断熱高気密というような単純な住宅性能だけではなく、住宅周辺の環境を整え、人が本来持っている生体機能を活用することにより、自然と共存する真に豊かな建築を提案する研究グループです。快適で、健康で、経済的で、真に豊かな暮らしができるヒントを知りたい方、是非このセミナー&展覧会にご参加ください。

開催日:2015年11月15日(土)13時~16時30分(セミナー開催時間は14時~15時30分)
会場 :海老名文化会館 122大会議室(海老名市上郷476-2)
受講料:無料(珪藻土制作パネルをお持ち帰りいただけます)
申込み:氏名、住所、緊急連絡先電話番号、メールアドレスを明記の上、
    Webサイトの申し込みフォーム・メール。FAXのいずれかでお申し込みください
    WebHP:http://kankyo-labo.jp
    Mail:info@kankyo-labo.jp
           FAX:046-400-4108
           (お子さんご兄弟で珪藻土パネル製作される場合はパネル製作人数もご記入ください)
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月27日火曜日

高円寺の賃貸併用住宅 温熱性能を試算


一昨日、高円寺の賃貸併用住宅の基本設計最終打合せを行いました。
今後2カ月かけて実施設計を作成し、来年2月初旬に工事を開始する予定です。

さて、一昨日の基本設計打合せでは、プランや仕様の最終確認だけでなく、温熱性能の計算結果も提出させてもらいました。プランの内容で計算した結果、外皮平均熱貫流率Ua値は0.49W/m2K、熱損失係数Q値は1.86W/m2K、冷房期平均日射熱取得率ηCA値は1.4、冷房期日射取得率μC値は0.041、暖房機平均日射熱取得率ηHA値は1.6、暖房機日射熱取得率μH値は0.046という結果です。
また一次エネルギー消費量算定プログラムによる結果は低炭素認定基準相当という結果となりました。

一般的な温熱レベルとしては十分な性能なのですが、上記の数値を見てみるとまだまだ足りない所があります。ひとつは熱損失係数Q値です。目標値1.5に対して試算結果は1.86とまだ目標に達していません。試算では換気方式を第三種換気で計算しているので、これを第一種熱交換型換気に変更することで1.6程度に向上します。あとは窓の個数や仕様を少し変更すれば目標達成できそうです。

難しいのは日射遮蔽と日射利用です。計画敷地は4方を建物に囲まれ、しかも敷地方位が40度程度傾いているため日射遮蔽と日射有効利用が難しいのです。その難しさが数値にも表れています。冷房期日射取得率はあと20%程度下げたい、さらに通風利用で換気回数を上げたい。暖房機の日射熱取得率は2倍くらいに向上したいところです。夏の性能を上げると冬の性能が低下する。冬の性能を上げると夏の性能が低下するということにつながります。建物方位を真南に向けられない建物はパッシブ利用という点でとても難しいのです。

実施設計では、窓の仕様選定や外部ブラインドの採用検討などをしながらパッシブ利用の最適な解決策を模索しながら図面を書いていくことになります。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月26日月曜日

パッシブハウス・ジャパンの構造見学会に参加


一昨日、超高断熱の構造見学会に参加させてもらいました。
パッシブハウスジャパン代表理事、キーアーキテクツ代表の森みわさん設計の住宅です。

構造はRC造で外断熱としてEPS断熱材とロックウールを併用していました。EPS断熱材の厚みはなんと150mmという厚さです。暖房負荷は7kWh/m2という驚きの性能となったそうです。この性能はパッシブハウス基準を超えるものなのです。

さて私が注目したのは使用している窓でした。ヨーロッパ製の樹脂窓で、高性能トリプルガラスと超高断熱フレームの採用によりUw=0.60W/m2Kという超高性能窓です。枠の補強にはは金属ではなくグラスファイバー材を使用し、フレーム内にポリウレタンフォームを充填する事で高断熱性と軽量化を実現したものです。また枠の外部側はアルミカバーを標準採用している窓で、紫外線や雨などから樹脂を守り高い耐久性を実現していました。

値段は・・・・・
木製窓と同じくらいです。国産アルミ樹脂の2倍強といったところでしょう。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月24日土曜日

エクセルギーと環境の理論


今週は宿谷教授の勉強会に参加しました。渋谷で月一回開催されているオイコスフォーラム連続セミナーです。10月21日受講したセミナーは5階の連続セミナーの第一回目で、「エネルギー、エントロピー、そしてエクセルギー」についての概論的なお話を聞くことができました。

紀元1200年から現在に至るまで、熱に関する研究がどのようにされてきたのか、ステヴィン、ガリレオ、ニュートン、ブラック、カルノー、ジュール、クラウジウス、トムソンなどの研究者がどのような研究をして現在の熱に関する学問が形作られてきたのかを再度確認できました。熱はエネルギーとエントロピーとエクセルギーの3つの概念を理解しないと真に納得することは出来ない。このうちエントロピーとエクセルギーの概念は100年以上前に発見されていたにも関わらず難しい理論だったためエネルギーに関する研究のみが先行して現在に至っているということです。

この講義は2時間20分という長時間の講義です。宿谷教授は我々一般人の頭でも理解できるようにあの手この手様々な例え話を盛り込みながら説明してくれるのですが、話を聞いていても分かったような分からないような・・・
やはり宿谷教授が執筆した書籍を読み込まなければいけないと感じ講義を受けながらアマゾンに発注しました本が写真の「エクセルギーと環境の理論」です。
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2015年10月20日火曜日

本の家 設計監理契約!!


神奈川県逗子市で建設予定の「(仮称)本の家」の設計監理契約を締結いたしました。

まだ名称は仮称としておりますが、建て主様が所蔵する本の量が尋常ではない、とのご本人のお言葉から「(仮称)本の家」とさせていただきました。次回はご自宅を訪問させていただき、ご要望事項のヒアリングと所蔵されている本との対面をする予定です。添付した写真はまったくのイメージ写真です。この写真は20万冊の本で巨大な迷路を作ったものだそうです。

本を構造体にすることはできませんが、もしかしたら全ての壁が本棚になってしまうのかもしれないというイメージしております。単なる本の収納場所を超えるようなアイデアが生まれたらいいな~
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月19日月曜日

1800m2の事務所ビル改修 設計監理契約


先週末、横浜にある鉄骨造5階建て事務所ビル改修工事の設計契約と現場調査を行いました。
延床面積1800m2という大きなビルの改修工事です。

依頼主は10年以上前にマクドナルドの店舗設計をしていた頃に施工工務店の現場管理者として従事していた方です。その彼が独立し、貸事務所業を営むためのビルを改修するというものです。実施図面を書いてもらう人と電機設計者もマクドナルド店舗設計時代の知り合いに頼みました。昔一緒に仕事をしていた方々との再会と再び一緒に仕事をする機会を作ってもらいとても嬉しいです。

設計業務としては貸事務所としての部屋割りをするための排煙チェックと防災関係の設計、予算は限られていますが少しでも稼働率が上がるようデザイン的な提案をさせてもらうというものです。写真のようなごく普通の事務所空間がどのように変わるのか、またこのブログでお知らせいたします。

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月17日土曜日

高断熱の家と自然換気


昨晩は東急みなとみらい線の馬車道駅近くで建築相談の面談をいたしました。
断熱性能の高い住宅を建設したいという方からのご相談です。

私のセミナーなどで解説しているシートを利用して断熱性能と住環境性能の関係についてご説明いたしました。冬の断熱性能は室温、表面温度、健康性、経済性、省エネ性などと密接に関連しています。また冬に日射を取り入れて室温を上昇させることで暖房エネルギーを大幅に削減できます。春と秋の中間期は換気性能が特に重要です。そして夏季は日射遮蔽と換気性能が快適環境を作るうえで重要です。

夏季の日射取得の6割~7割は開口部(窓)から入ってきます。屋根面の断熱を強化している昨今の住宅では開口部からの日射侵入割合が8割にも達しています。ですので開口部からの日射を極力遮蔽することが夏を快適に過ごし冷房エネルギーも削減するうえでとても重要なのです。

私が常々言っているのは四季に合わせた性能に衣替えできる住宅にしましょうということです。冬季に必要な性能は断熱と日射取得です。春と秋に必要なのは自然換気性能です。冬季に必要なのは日射遮蔽性能と自然換気性能です。このように考えると高断熱性能が必要なのは冬季だけ、一年のなかで4割です。それに対し自然換気性能が重要な季節は春~夏~秋の3シーズンで一年のなかで6割です。夏季は日射遮蔽を確実に行い自然換気と調湿性能のある仕上げ素材、さらに蓄熱性能を組み合わせることで一夏で冷房を稼働させる日数は10日~15日程度に減少できます。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月13日火曜日

鎌倉の減築リノベーション 基本設計打合せ1


昨日は「鎌倉の減築リノベ」計画の打合せを行いました。
前回の要望聞き取り打合せから約1ッか月半のお時間をいただき、ファーストプランの提案をさせてもらいました。

リノベーションは新築の3倍くらい難しい。コスト予想や断熱気密工法など新築は細かく考えなくても予想できるのですが、リノベーションは既存部分があっての改修になるので、コスト予想も不透明、断熱気密工法はその都度計画が必要です。当然ですが既存部分を活用しながらなるべく低コストで最大の効果を得るプラニング能力も必要になります。

昨日の打合せでは、家の中で気持のよい場所に順位を付け、最も気持のよい場所にダイニング、普通は暗くなりがちな中央部に上部より採光を取る事で心地よい場所に変えるとういう計画でリビングスペース、普通はリビングなどを配置する南側は隣家が建つと直射光がほぼ入らなくなるのでキッチンを配置するという提案をいたしました。

打合せでは将来の模様替え、コスト、植栽外構計画、隣家の建設計画、断熱気密工法、仕上げ素材など様々な意見交換のなかで要望事項をいただきました。次回打合せでは詳細な設計見積りと検討プランを用意して協議させてもらうこととなりました。
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2015年10月10日土曜日

設計事務所スタッフ募集!!


事務所スタッフ募集の広告を事務所前に掲示しました。
現在、設計事務所スタッフを募集中ですので勤務先をお探しの方はご連絡ください。
パッシブデザインに興味のある人が来てくれるといいな~
■勤務地:川崎市中原区等々力17-5
 最寄り駅は「武蔵小杉」、「新丸子」、「武蔵中原」
 自宅事務所は駅から遠く狭いので、実際に勤務いただく場所は近くの
 シェアオフィスなどを考えています。
■条件
 住環境性能、パッシブデザインに興味のある方
 誠実で責任感のある方
 CADを問題なく使用できる方(実務経験者・建築士資格保有者優遇)
■待遇
 経験の有無や実績を考慮して待遇を決めます
■応募方法
 郵送又はメールで履歴書を送ってください。
 面接時にポートフォーリオや作図図面などお持ちいただきお話ししましょう。
 まずは電話で問合せでも結構です。
森建築設計 森健一郎
〒211-0052 川崎市中原区等々力17-5
044-744-1596
info@mori-ken..com

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月9日金曜日

運動会!!


この間三男の自画像を掲載したばかりのような気がしますが、今日は三男の運動会の絵を掲載します。今回と特に強くブログUPを要求されました(笑)。

三男は保育園の年長さん。保育園最後の運動会ということもあり縄跳びやリレーなど、事前練習から去年以上に頑張っていました。保育園の壁に掲載された園児たちの絵はどの子の絵も皆笑っていて、見ている方が幸せな気分になってきます。

来年はいよいよ小学校一年生です!!

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月7日水曜日

建築士会環境部会勉強会 射影幾何学


昨日は神奈川県建築士会 建築環境部会の勉強会でした。メイン講義は「射影幾何学」についての解説、私は通例講義の建築心理学の第二章として「適切な空間の広さ」について30分ほどお話しさせてもらいました。

さて、メイン講義で加藤哲也さんが発表された「射影幾何学」は我々建築分野の人間にとって馴染みのない理論であるだけに、分からないながらも皆の興味を集め多くの意見交換ができました。
射影幾何学と射影空間について、下にウィキペディアの解説を転記しますが、これを呼んでも何のことかまったく分かりません。

射影幾何学とは(ウィキペディア)
射影幾何は、初等的なユークリッド幾何とは設定を異にしており、射影空間といくつか基本的な幾何学的概念をもとに記述される。初等的な直観としては、射影空間はそれと同じ次元のユークリッド空間と比べて「余分な」点(「無限遠点」と呼ばれる)を持ち、射影幾何学的な変換においてその余分な点と通常の点を行き来することが許されると考えることができる。

射影空間とは(ウィキペディア)
射影空間(しゃえいくうかん、projective space) とは、その次元が n であるとき、(n + 1)個の「数」の比全体からなる空間の事をさす。比を構成する「数」をどんな体(あるいは環)にとるかによって様々な空間が得られる。非ユークリッド幾何学のひとつである射影幾何学がその概念の端緒であるが、射影空間は位相幾何学、微分幾何学、代数幾何学など幾何学のあらゆる分野にわたって非常に重要な概念である。

昨日の勉強会では、加藤さん自身の感覚で射影幾何学を水彩スケッチで表現してお話しいただきました。射影幾何学と今まで我々が勉強してきた熱や磁気、周波数・波や色などと関連付けて考察を加え水彩スケッチで表現しているところが皆の興味を集めたところです。点の集合体の線、線の集合体の面、つまり点で考えるユークリッド幾何学と射影幾何学は設定を異にしています。ユークリッド幾何学では平行線は交わる事はありませんが、実際は線路や道路を見れば分かる通り2本の平行線は遠方で交わって見えます。この交わりを射影幾何学では説明できるそうです。さらに植物の成り立ちなども射影幾何学の計算式で表すことができるそうです。

射影幾何学、とても私の頭で理解する事はできそうにありませんが、新たな扉の存在を知る事ができました。

2015年10月4日日曜日

建築士会 建築環境部会の講習会を開催しました


昨日は、神奈川県建築士会 建築環境部会主催の講習会を開催しました。
岐阜県立森林アカデミー 木造建築スタジオ 辻充孝准教授をお招きして「温熱環境の基礎~断熱と日射取得~」について解説いただきました。

今回は講習会に先立ち、建築環境部会の活動報告もさせていただき、私は昨年行った勉強会の内容について10分ほどお話しさせていただきました。気流、結露、熱、不快、気候、光、音、人間の五感などについて行ってきた勉強会の報告です。

さて、講習会本題の「温熱環境の基礎」では辻先生による内容の濃い講習をしていただきました。
1、温熱躯体性能の必要性
2、外皮平均熱貫流率Ua値の算出方法
3、熱損失係数Q値の算出方法
4、外皮平均日射熱取得率ηa値の算出方法
5、夏季日射取得係数μ値の算出方法
6、気密性能の重要性
7、防露性能の重要性
以上の内容を実際の試算も交えながら短時間でご説明いただき、出席者の方々には集中して真剣に取り組んでいただきました。

今年度の建築環境部会主催講習会は昨日が2回目、次回は年明け1月23日、建築家の西方里見氏をお招きして「最高の省エネ・エコ住宅をつくる方法」について講習いただく予定です。

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年10月2日金曜日

設計事務所スタッフ募集!!


設計事務所スタッフを募集しています!!
森建築設計は住宅設計を中心に、住環境性能を計算で確認しながら
快適で、健康で、省エネで、経済的で、デザインされた建築を設計している設計事務所です。
現在事務所スタッフを募集中ですので勤務先をお探しの方はご連絡ください。
■勤務地:川崎市中原区等々力17-5
 最寄り駅は「武蔵小杉」、「新丸子」、「武蔵中原」
 駅から遠く自宅事務所は狭いので、実際に勤務いただく場所は近くの
 シェアオフィスなどで働いていただきます。
■条件
 住環境性能、パッシブデザインに興味のある方
 誠実で責任感のある方
 CADを問題なく使用できる方(実務経験者・建築士資格保有者優遇)
■待遇
 勤務日や日数等の相談も可
 経験の有無や実績を考慮して待遇を決めます
■応募方法
 郵送又はメールで履歴書を送ってください。
 面接時にポートフォーリオや作図図面などお持ちいただきお話ししましょう。

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年9月30日水曜日

三男が人生初の自画像を描く


三男の自画像です。
いつものようにブログUPするよう頼まれているので公開します。あとでUPしたかどうかチェックが入るんですよ。
聞いてみると自分の顔だそうで、おそらく顔だけを描いた自画像としては彼の人生初じゃないかと思います。いまの素直でピュアな気持ちを忘れず成長してね。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年9月29日火曜日

高円寺の家 マテリアル、設備機器、照明器具打合せ


ここのところ、多忙によりブログUPが一週間に1回程度となっています。毎日修造ならぬ毎日ブログUPがないと気持ち悪いのですが、出来る範囲で様々な情報を発信しております。

さて、一昨日は高円寺で計画中の賃貸併用住宅の基本設計打合せを行いました。前回の打合せで出た問題点の改善プラン、内外仕上げ、設備機器と照明器具などの提案をさせてもらいました。

賃貸部分ではメンテナンスを考慮した仕上げ材と設備機器について協議しました。女性をメインターゲットとしていることから、洗面器やキッチンなどをナチュラル系の品番で選定し直し、内装仕上げは、人が入れ替わるごとに内装をリフォームするのではなく、古さが味となって魅力を感じる素材にしましょうという方向性で進めることとなりました。

オーナー宅部分でもナチュラル系の設備機器が好みということから選定し直すこととなりました。仕上げ素材については、床の天竜T.S.杉フローリングと壁の漆喰珪藻土など提案させていただいた品番で進めることとなりました。その他、収納量の確認などの懸案事項を次回打合せで確認して基本設計は完了する予定です。


【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年9月22日火曜日

感共ラボ 設立記念セミナーで講演!!


9月19日、川崎市 中原市民館にて感共建築ラボの設立セミナーを開催しました。
 十数組もの方々にご来場いただきました。幸先の良いスタートを切ることができましたので、勢いに乗って活動展開していきたいと思います。

セミナー終了後の懇親会においては、次回のセミナーに向けた方策や、取り組みを始めたコンペについてのディスカッションが繰り広げられました。
 今回は設立メンバー9名の作品展示と、セミナーを行いました。

セミナーは、リンナイ様にご協力頂きハイブリッド給湯器のご説明して頂いたのち、私 森による「衣替えする家づくり」と寺本代表により「自立循環から共立循環へ、不動産価値を高める家づくり」というテーマにてセミナー講演をさせていただきました。
 建物単体の断熱・省エネについてと、現代にマッチングした手法・しくみなどによる外部の周辺環境の再構築をテーマとしながら、感共建築ラボの取り組みについてお話しさせて頂きました。
 今回は大枠の概要的な内容でしたが、次回からは個別テーマを設定して連続セミナーの構成にして、幅ひろく様々なテーマを取り上げつつ中身の濃いものにしたいと考えています。

 第2回は11/15(日)に海老名市文化会館にて開催致します。
 次回も多くの方のご来場をお待ちしております。

【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年9月14日月曜日

感共ラボ セミナー&展覧会を開催!!


高気密高断熱など建物単体の性能だけではなく、地域環境を整え、人間が本来持っている生理学的能力(機能)を活用しながら、真に豊かで快適な建築を研究提案するグループ「感共建築ラボ」を設立しました。

「感共建築ラボ」は、本質的な快適性と自然環境との共存を建物内外や地域において実現するため、建築環境分野における指標の再構築、現実に即したレベルの建物・維持コストの適正化、さらには個人や集団の状況に応じた快適性の実現に向けた実務レベルにおける情報発信を行っていきます!!

そして私、森健一郎はこの「感共建築ラボ」の副代表に就任することとなりました。
共に活動する仲間と真に豊かで快適な建築の提案を行ってまいります。

「感共建築ラボ」の設立を記念し一般向けセミナー&展覧会を開催いたします。
~衣替えする家づくり~
●開催日時:9月19日(土)13時30分~16時30分
●会場  :川崎市 中原市民館 2階 3号室
      (川崎市中原区新丸子東3丁目1100-12)
      東急東横線ならびにJR南武線 武蔵小杉駅 駅前です
●受講料 :無料
●申込み :氏名、住所、メールアドレス、緊急連絡先電話番号を記載のうえ、
      下記メールアドレスへお申込みください。
      info@kankyo-labo.jp
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年9月8日火曜日

建築情報サイトで横浜の二世帯住宅が紹介されました


建築情報サイト「homify」で「横浜の二世帯住宅」が取り上げられ紹介されました。
「生活を楽しむことができる二世帯住宅」として紹介してくれました。
homifyは設計者が紹介文を書くのではなく、編集者が自分の視点で住宅の特徴を紹介してくれるので、設計者にとっても読んでいて楽しいです。あっ、そういうふうに感じてるんだという発見ができます。
下記アドレスでご覧いただけます!!
https://www.homify.jp/ideabooks/53615/2

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2015年9月5日土曜日

自立循環型住宅設計ガイドライン(温暖地版)講習会に出席


緑色のアイツです。

そう、温熱に関心の高い建築関係者の間で噂になっている「自立循環型住宅設計ガイドライン(温暖地版)」の改訂版講習会です。10年前の初版時にも講習会に出席し、目に見えなかった性能の数々を定量的な数値で評価できることに感動した事を覚えています。

ガイドラインに自立循環型住宅の定義が記載されているので転記しますね。
「自立循環型住宅とは、気候や敷地特性などの住宅の立地条件および住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用した上で、建物と設備機器の設計や洗濯に注意を払うことによって、居住性や利便性の水準を向上させつつも、居住時のエネルギー消費量(二酸化炭素排出量)を2010年の標準的な住宅と比較して、太陽光発電を含めずに50%にまで削減可能な、太陽光発電を含めるとゼロエネルギー化が可能な現時点(2015年)にほいて十分実用化できる住宅である」

10年前のガイドラインでは消費エネルギー半減の基準年度が2000年となったこと、太陽光発電を含めずに50%に削減という文言となったこと、また太陽光発電を含めるとゼロエネルギー化が可能という文言が加わったことの3点が変更されています。10前には一般的な技術ではゼロエネルギー化が難しかったものが、現在では十分可能な技術となっているということです。基準年度の2010年で示されている標準的な住宅というのは次世代省エネ基準レベルの住宅ですから、そこから消費エネルギーを半減させればゼロエネは難しいことではありません。最新の私の設計でも3kwの太陽光発電を設置すればほぼゼロエネ化ができると試算しています。

この設計ガイドラインは消費エネルギーを減少させる技術を研究した成果を設計・施工者に分かり易く伝えるものですが、読み込むと快適度合を数値として説明できるように編集されています。また細かな計算が苦手な人と、細かな計算を行ってより現実に即した性能を把握したいという人の両方に対応しているところも良い所です。

10年前にはただただ感動というガイドライン講習会でしたが、10年間温熱や快適度の勉強を続けてきた現在は熱や換気量などの目に見えないものを理解しながら設計できるようになってきました。今回のガイドラインでは、換気量の計算、遮熱性能の計算、蓄熱量の計算、照明計画計算などすぐに実設計で役立つ情報が満載でした。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2015年9月2日水曜日

感共建築ラボ 設立記念セミナー&展覧会のお知らせ


高気密高断熱など建物単体の性能だけではなく、地域環境を整え、人間が本来持っている生理学的能力(機能)を活用しながら、真に豊かで快適な建築を研究提案するグループ「感共建築ラボ」を設立しました。

「感共建築ラボ」は、本質的な快適性と自然環境との共存を建物内外や地域において実現するため、建築環境分野における指標の再構築、現実に即したレベルの建物・維持コストの適正化、さらには個人や集団の状況に応じた快適性の実現に向けた実務レベルにおける情報発信を行っていきます!!

そして私、森健一郎はこの「感共建築ラボ」の副代表に就任することとなりました。
共に活動する仲間と真に豊かで快適な建築の提案を行ってまいります。

「感共建築ラボ」の設立を記念し一般向けセミナー&展覧会を開催いたします。
●開催日時:9月19日(土)13時30分~16時30分
●会場  :川崎市 中原市民館 2階 3号室
      (川崎市中原区新丸子東3丁目1100-12)
      東急東横線ならびにJR南武線 武蔵小杉駅 駅前です
●受講料 :無料
●申込み :氏名、住所、メールアドレス、緊急連絡先電話番号を記載のうえ、
      下記メールアドレスへお申込みください。
      info@kankyo-labo.jp
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