2016年12月29日木曜日

小笠原レポート 2016冬


小笠原の海

綺麗です。。。
写真手前の岩周辺を見て下さい。海水が透き通っているでしょ♪

今回の小笠原丸は行き返りとも大揺れ、3件の現場管理で観光ゼロでしたが、このような素敵な景色を見ることができるのです。
どんなに慌ただしくても小笠原のゆったりとした時間の流れとこのような景色が気持ちを穏やかにしてくれます。

あっ、小笠原出張は10回以上経験していますが、今回初めて体験したことがありました。
年末が近づき蚊が出始めたそうで、私も6箇所蚊に刺されました。見た目は弱弱しい蚊なのですが痒みが何日も続き腫れ方はダニに噛まれたときのようでした。
話しによると慣れていない蚊だと抗体がないため過剰反応するようです。

これから小笠原へ行く日とは痒み止めを持っていたほうがいいかもしれません。

海開きは1月1日、1年中海水浴できる小笠原レポートでした。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月28日水曜日

小笠原住宅計画 上棟


小笠原住宅計画がようやく上棟しました。
建て主様との最初の出会いから3年近く経過し、紆余曲折ありましたがここまできました。この後、構造金物の設置、外壁下地板の設置と工事が進んでいきます。

この計画は写真の住居棟と写真左側にある基礎の上に乗るウッドデッキ部分、写真のさらに左に建つ趣味室棟の3つの棟からなります。
ウッドデッキには大きな屋根が設置され東屋(あずまや)棟と呼んでいます。

住居棟2階部分から小笠原の海を臨み、つねに波の音と風が流れる環境に建ち、3棟配置から生まれる関係を楽しむ計画となっています。

さて、今回の小笠原丸は行き返りとも大揺れで、帰りは到着が1時間半遅れました。冬の海は荒れるのです。
小笠原ではこの住宅の他に小笠原ペンション計画と小笠原シェアハウス計画の工事が進んでいます。年明け以降も月一回の小笠原出張が続きます。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月20日火曜日

逗子で建築中の「本の家」床断熱と気密について

逗子市で建築中の「本の家」の工事は断熱工事に入っています。今日は1階床の断熱と気密についてお話しします。

写真は今回初めて採用した断熱敷き詰め工法です。ってそんな工法は聞いたことはないでしょう。床下からの隙間風とヒートブリッジを防ぐために私が考えた断熱化工法です。

新築の場合は土台の上に厚合板を敷き込んで一定の通気性能が出るのですがリフォームの場合は床の不陸調整もあり床根太で高さ調整をしながら下地を作ることになります。すると土台と下地合板の間に隙間が生まれ床下の隙間風が流入しやすくなってしまいます。また一般的な根太間に断熱材を嵌めこむ工法では根太と断熱材の隙間が生じてヒートブリッジが大きくなるという欠点があります。隙間風の流入とヒートブリッジにより断熱材を厚くしても床際の温度が下がり不快な状況が生まれてしまうのです。

そこで考えたのが「断熱材敷き詰め工法」です。高さ調整をした根太の上に下地合板を張り。その上に透湿防水シートを敷き詰め、さらに厚さ65mmの断熱材を隙間なく敷き詰めました。断熱材の上の合板は外張り断熱用のビスで固定することで床の沈み込みを防いでいます。この工法では重い設備や荷物が乗る床は沈んでしまうので部分的に根太を入れて沈み込みを防止しました。

もう一つ、壁の中に流入する床下からの通気止めも重要です。

断熱や気密の概念があまりなかった昔の住宅は壁のコンセントプレートを外すと風がピューピューと吹き込んでいるのが分かりました。これは床下の風が壁に流れ込んでいることが原因で、結果として壁の表面温度が下がり結露やカビの原因にもなってきました。ですので壁の中に流入する空気の通気止がとても重要なのです。
上の写真は壁の下に断熱材を詰め込んで気密シートで覆い、柱際を気密テープ張りしてもらったものです。
同様の作業を外周部の壁下にも行ってもらうことで床下からの空気の流入を防げるのです。断熱材を気密シートを外側にして折りたただものを詰め込む方法もあります。
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2016年12月18日日曜日

子育て世代支援 フラット35の金利優遇


今日は建築関係のニュースを二つ紹介します。
一つ目は古い団地の建て替えに関するニュース。横浜市内の住宅数は176万戸、うち6割が共同住宅という特徴があります。これは首都圏特有の特徴と言えるでしょう。そのうち築45年以上の共同住宅は2015年時点で4万5千戸、今後毎年1万戸以上植えていくと試算されています。さらに、築30年以上の大規模団地(500戸以上の団地)が横浜市内に61あり、建物の老朽化や住民の高齢化などが課題になっています。

今回ニュースとして報道されているのは、市・件・住宅供給公社・UR・住宅金融支援機構などで構成される6者が「よこはま団地再生コンソーシアム」という事業体をつくり団地再生に取り組んでいくというものです。これまでは各事業体ごとに対応していたものを、6者がもっているノウハウや経験を共有しながら団地再生を試行していくというものです。
団地再生は建築家も取り組む課題です。私が副代表を務める「感共建築ラボ」でも取り組んでいる課題ですので独自の視点で考えていきたいと再認識したニュースでした。

さて次は一般の方、特にこれから住宅取得を考えている子育て世代にとって大きなニュースです。
政府は、少子化対策の一環として、若い子育て世帯の住宅ローン「フラット35」の金利を0.25%引き下げる優遇措置を導入する方針を固めました。
対象となるのは、若い子育て世帯が親との同居、または親元の近くで暮らすため住宅を取得する場合や、中古住宅を購入する場合で、「フラット35」の金利を当初の5年間、通常より0.25%引き下げます。金利の引き下げ分は国が補填(ほてん)します。「フラット35」の金利の引き下げに必要な費用を今月22日に決定する来年度の予算案に盛り込むことにしています。

「フラット35」は住宅金融支援機構が民間の金融機関を通じて取り扱っている住宅ローンで、最長で35年間、金利が固定されます。このニュースで気を付けなければいけないのは、金利優遇期間が当初5年間のみということです。フラット35では長期優良住宅などの優良住宅に対すて0.3%金利優遇する「フラット35S」という制度もありす。両者の優遇措置を一緒に受けられるのかどうかも確認が必要です。現在のフラット35金利は1.1%程度なので両者の優遇を受けると当初5年間ではありますが0.55という超低金利の固定金利になります。

今後の情報に注視しましょう。
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2016年12月17日土曜日

住宅設計 上下温度差の平均化の試み


私が副代表を務める「感共建築ラボ」のメンバーである建築家の小島健一氏設計の「大船の家」の完成見学会を開催しました。感共建築ラボで見学会チラシを作成して配布し、当日は前面道路を散歩中の方にも見ていただきました。見学された方々は「うわ~木が剥き出しで気持ちいいですね~」との感動の声を発しておられました。構造体は神奈川県産材を手刻みで加工したもので、昨今のプレカット(構造加工)とは一味違います。写真左に立っている6寸の柱は圧巻の存在感でした。
このお宅は建て主様ご自身で壁の珪藻漆喰塗りしたという思い入れの強い住宅です。

さて、写真中央の小上がりした畳スペースの床際に赤い線が描いてあるの分かるでしょうか?
この住宅では2階に溜まった暖気を中間ダクトファンで床下に吹き出し、その暖気がこの小上がりスペースの床際の隙間から流れてくるような仕組みを取り入れています。言われないと分からないほどの微風ですが確かに床下の空気が流れ出ていました。まだ引っ越し前で基礎コンクリートに蓄熱されていないので効果を実測できませんでしたが、コンクリートに蓄熱された後でどのような温度分布になっているか今後実測してご報告いたします。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月14日水曜日

パッシブデザインを目指す方へ


連載のような形で続けてきた「パッシブデザイン」シリーズも最終回になりました。
今日はパッシブデザインで住宅や建築の建設計画をお考えの方にアドバイスをお送りいたします。

この連載シリーズで、パッシブデザインの設計手法は様々あることをご説明しました。
これからパッシブデザインの建物を建てたい方に特に言いたいことは、「定量的な数値や視覚的な表現で効果を確認しなさい」ということです。

目に見えない自然エネルギーを活用するものなのでイメージや感覚で設計してしまう設計者がとても多いのですが、そこに落とし穴があるのです。
失敗しても数値での確認が無ければ成功なのか失敗なのか分かりませんし、そもそも失敗している事に気付かない設計者も多いです。

設計時の計算やシュミレーションで確認することを設計条件に掲げて設計依頼をしてください!!
計算やシュミレーションを行っても設計値と現実とのギャップはありますが、計算無しで設計するよりもずっと誤差が小さくなります。
誤差でけではありません。設計中に計算で性能を確認することで窓の大きさや位置、庇の出幅などデザインと性能を融合させることができるのです。

まさに天と地ほどの差です。
見掛け倒しのパッシブデザイン、なんちゃってパッシブにならないよう建て主様は強く主張してください。

そしてもう一つ大切なことがあります。
竣工後の実測調査を行っている設計者を選定するべきです。設計値と実測値を比較することで性能を自身の肌で感じて次の設計に生かすことがます。
そのような取り組みを行っている設計者は本物と言えるでしょう。

快適で、健康で、エコで、美しくデザインされた住宅に住んでもらいたい。持続可能な建築を作ってもらいたいと願っています。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年12月11日日曜日

建築設計 吹抜けを切り取る


東京都大田区で建築中の賃貸併用住宅は仕上げ工事終盤です。今週末には設備機器を設置する予定です。シェアハウス部分は度々施工状況をUPしていますので、カテゴリ「東京都大田区F計画」の過去投稿も是非ご覧ください。

さて、写真は大工工事完了後、仕上げ工事直前のオーナー宅リビングダイニングです。写真奥のリビングからダイニング、キッチンまで一室空間の中に吹抜けがあり南面する高窓から明るい光が下りてくる計画です。高窓からの光の筋が落ちてくるというよりも一度壁にバウンドした光が乱反射しながら下りてくるというように光をコントロールしました。

吹抜けには梁と水平剛性を確保するブレースが出てくるのですが、ボードを上手く切欠いて、丸穴を開けて貼ってくれました。美しいですね~
大工さんありがとうございます。

この吹抜け、天井の先端をよく見ると少し変わっていますよね、そう、先端を鋭角にして斜めに折り返しているのです。光をコントロールするという目的と共に吹抜けをすっきりと綺麗に切り取るという目的もございます。竣工後に完成した写真をお見せするのが楽しみです!!

お引渡しは来週末、まさに大詰めの工事を進めてもらっています。

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月8日木曜日

本の家 家を明るく暖かく照らす陽ざし


久しぶりに「本の家」に関する情報です。
逗子市で建設中の「本の家」は本の保管の為にマンションを1室借りるほどの多くの本を所蔵されている建て主様の住宅です。ほぼ無断熱のような状態でカビにも悩まされてきたことから断熱性能と換気性能を高め、2階南面窓からの陽ざしで家全体を暖める工夫を凝らした住宅です。

現場の状況はサッシと外壁下地板の設置が完了し、いま付加断熱の外張り断熱材を敷設しているところです。内部は構造体が露わになった状態で、2階の南面する大きな窓から差し込む陽ざしがとても美しい光の筋が1階まで達していました。いつも感じる事ですが、木造軸組み住宅の仕上げ前の状態はとても力強く美しい!!

さて「本の家」の計画についてもう少しご説明しましょう。写真左側の1階が玄関ホール兼ダイニングスペース、その真上の2階が大きなホール(洗濯物干場)になっていて、ホール真南面にある大きなサッシから陽ざしを取り込み、半透明の床を通してその光が1階を照らしてくれるという計画です。半透明の床は光は通しますが熱は通さないので当然2階だけ室温が上がってきます。2階の暖まった空気をファンで1階へ送風して1階も温めるという設備的な計画により、1階と2階の温度差を平均化します。夏季と中間期に重要な換気量は計算で必要量を確保できるよう計算で確認しています。壁面窓だけでは不足する換気をトップライトを1ヶ所設置しました。

計画敷地は東側に山があり冬の朝日は入りません。昨日現場へ行ったのは午前10時、設計時に検討したとおり真冬でも朝10時から直射光が入射することも確認できました。この陽ざしが午後3時まで家を明るく暖かく照らしてくれます。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月7日水曜日

手刻みの木の家 大船で完成見学会を開催します


私が副代表を務める「感共建築ラボ」主催の住宅完成見学会を開催します!!
設計担当は感共建築ラボメンバーのアトリエCONTINUEの小島さんです。神奈川県産材を使った手刻み無垢の木の家です。
採光と風通しを丁寧に読み解き、建て主様が自ら珪藻漆喰を塗った自然素材の家です。手刻みの木の家なんてめったに見ることはできませんのでこの機会に是非お越しください。

日時:2016年12月10日(土)10時~16時
場所:大船駅から徒歩15分ほど(ご連絡いただいた方に詳細住所をお送りいたします)
問合せ先:info@kankyo-labo.jp(氏名、緊急連絡先をご記入のうえメールをお送りください)
当日の連絡先:090-8569-2781(小島)

感共建築ラボでは来年も毎月のようにオープンハウスなどイベントを開催してまります。下の感共建築ラボHPでイベント情報を随時更新しておりますのでご注目ください。来年早々のイベントは私、森建築設計 森が設計担当として計画した賃貸併用住宅(賃貸は女性専用シェアハウス)のオープンハウスを開催いたします。
http://kankyo-labo.jp

【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月6日火曜日

建築環境部会で公開勉強会を開催しました

昨日は、所属する神奈川県建築士会 建築環境部会で勉強会を開催しまいした。
勉強会前半は部会員の加藤さんが講師となって解説した「光」について。光の特性、建築計画に必要な照度計算、照明ランプの歴史などについて解説してくれました。
建築環境部会では人間の五感についての勉強をしてきました。その一環として士会会員への公開講座を開いて皆さんに再確認してもらいました。くしくも昨夜NHKの情報番組では照明デザイナーの仕事について密着取材しておりました。「美しい影を作る」、「命の光」など心に響く言葉を聞くことができました。

勉強会後半では温熱計算、特に日射取得遮蔽性能の計算についての解説を行いました。先日、同会で開催した岐阜県立森林アカデミー辻準教授の講習会を補完するような復讐会も兼ねたものとしました。温熱計算は慣れてしまえばなんてことないのですが、取り組むまでが一苦労です。建築環境部会では多くの建築士に温熱計算に取り組んでもらい、その先の「真に快適な環境とは」という点に目を向けていただきたいと考えています。その後押しができればと考えて開催している勉強会です。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月4日日曜日

バウビオロギー通信教育講座の終了試験に合格しました!!!




通信教育講座バウビオロギーの終了試験に合格し、「バウビオローゲBIJ」となりました!!!
これは最近5年間の学びのなかで最大の成果です。通信教育講座開始から3年近くかかりましたが、健康・快適・エコ・美しいデザインを総合的に統合していく建築設計の新たなスタートでもあります。

終了試験の合格書と共に同封された送付書には次のように書かれています。
「追伸教育講座バウビオロギーの学びの終りは、同時にバウビオロギーの領域における創造的な、アクティブな活動の始まりでもあります。この間学ばれて知識を獲得し、そして資格をもつことはしかし、健康で、エコで、より美しく、そして人間味あふれた住環境に貢献していき、ひいては世界を良くしていくことの責任を引き受けることをも意味していいます。」

「世界を良くしていくことの責任をひきうけることをも意味しています」とは身の引き締まる思いです。
通信教育講座バウビオロギーでの学びはとても幅広いものでした。土地の選定、住居環境、建築構造、エコ収支、建築材料学、暖房設備、省エネ建築、電気設備、放射電磁波、空気汚染物質、騒音、空間フォルム、居住心理学、住居生理学、光と照明、色彩学、家具、以上のように列記した分野の知識を学びました。これらすべての問題を解決することは難しいですが、一つ一つの仕事を通じて居住者と地球全体にとってより良い世界にしていくための努力を続けていきます。

【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年12月2日金曜日

バルコニーハウス 断熱材施工方法の指導

バルコニーハウスの現場確認してきました。普段の監理はスタッフに見てもらっているので、約3週間ぶりの現場確認になります。
断熱材を張り始めた段階の確認を主にしてきました。大工工事が始まったときに敷設方法を説明しているのですが、言葉と実際の施工にはどうしてもギャップがあるので断熱材を張り始めた段階で確認しながら大工さんに再度施工方法の指導を行いました。この現場では袋入り断熱材を入れていますが袋入り断熱材の施工はとても難しいです。そのまま押し込むと外壁側コーナーが丸まり空洞を作ってしまい断熱効果が半減するだけでなく結露リスクが高まってしまいます。現場ではすでに敷設された断熱材の一部を剥がし正しく施工されているかの確認をして、その場で実演しながら正しい施工方法を指導しました。

写真は2階リビングダイニングを撮影したものです。上部高窓から明るく暖かな光が差し込んでいます。奥はキッチンと書斎スペース、中央がダイニングスペース、手前がリビングスペースになります。ダイニングスペースとリビングスペースの床には20センチの段差があり、壁は無いけど心理的なスペースの区分を作っています。(写真ではよくわかりませんが)
書斎スペースからリビングスペースまで連なる壁際のカウンターが空間に一体感を与えながら機能的にはベンチやテレビ台になるという設計です。内部の石膏ボードが張られた段階でまた現場状況をUPします。

【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月28日月曜日

小笠原ペンション計画 客室の船底天井


小笠原出張から帰ってきました。
写真はペンション棟2階客室の天井です。手前のスペースと奥のスペース両方とも斜め天井。船の底を逆さにしたような形状なので船底天井と呼ぶこともある斜め天井が連続しています。この下地にボードを張って仕上げを施せば建築工事完了となります。下の写真は建て主様と仕上げ品番決定打合せをした後にサンプルを並べて撮影したものです。右下に船底天井の室内パースがあるの分かるでしょうか。仕上げ後はこのような雰囲気になる予定です。

次の小笠原出張は12月末の予定です。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月27日日曜日

シェアハウス ガーデンサロン北千束の換気高窓


ほぼ2週ぶりのブログ更新となってしまいました。
私はいま小笠原父島にいます。小笠原で工事中の3件の設計監理で今回も大忙し、今日の午後3時出航の小笠原で帰ります。
また24時間の船旅になりますが今回は電機の職人さんとお施主さんのうちの一家族が帰省するので話し相手がいて退屈はなさそうです。

さて、写真は女性向けシェアハウス「ガーデンサロン北千束」の個室高窓から降りてくる光を撮影したものです。先週の現場の状況写真ですがもう仕上げ工事が終わっていることでしょう。写真は下地ボードの石膏ボードを貼り込んだ状態で、仕上げ前のこのほうが光の雰囲気がよく解ります。柔らかな光が下りてきているのが解りますよね。
この高窓は一部開閉式になっていて、採光だけではなく換気用の窓にもなっています。高窓を開放するとことで自然の換気が促され換気効果が倍増するのです。
シェアハウスの入居は来年2月1日からの予定です。今週は現場の確認だけではなく管理不動産会社との打合せも予定しております。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月14日月曜日

高円寺の賃貸併用住宅 二酸化炭素濃度

一昨日、高円寺の賃貸併用住宅を訪問し、外構植栽工事などの残工事が終了したご報告をさせていただきました。募集していた賃貸住宅2室も申込み手続きが完了しあとは入居を待つのみという状況だそうで一安心いたしました。

左は竣工お祝いとして贈呈させてもらった温湿度計のデータです。
建て主様がすぐにWeBアクセス設定してくれて事務所のパソコンやスマートフォンなどから室内外の温度や湿度を確認することができるようになりました。

お引き渡しした住居系の用途では温湿度計をプレゼントして、夏と冬の環境分析と住居時の暮らし方アドバイスをしています。高円寺の賃貸併用住宅でも2月と8月の環境分析をして建て主様にご報告する予定です。

この温湿度計は二酸化炭素濃度も計測できます。二酸化炭素はそのものが有害という物ではないのですが、他の有害物質濃度のバロメーターになります。ビル管理法では二酸化炭素濃度1000PPM以下にするよう定められており、一般的にも1500PPM以下とするよう推奨されています。二酸化炭素濃度を低く保つことにより、ホルムアルデヒドなど他の有害物質の濃度も許容範囲ににあると言えるのです。二酸化炭素濃度を知ることで窓開け換気するべきかどうかが分かります。

ちなみに二酸化炭素単独で人体に影響が出始めるのは2000PPMで眠くなるなどの症状が出始めます。3000PPMを超えると頭痛やめまい、5000PPMを超えると呼吸不全、7000PPMを超えると人体に危険が生じると言われています。

人は寝ている間も呼吸しているので室内空気環境を正常に保つことは極めて重要なのです。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月13日日曜日

ガーデンサロン北千束 ときめきキッチンの壁タイル


このシェアハウスのキッチンは家具工事でキッチンカウンターと吊棚を設置してタイル屋さんが壁タイルを張る仕様となしています。シェアハウス入居者への告知資料では料理したくなる「ときめきキッチン」と説明しており、タイル品番の選定では失敗は許されません。仕上げ品番としては最後の選定となりましたがよく考えて決めました。

写真中央の柄タイルがキッチンレンジフード下の壁に張るタイル、柄タイルの左にある小さな桜色タイルはキッチンカウンター下の壁に張るモザイクタイルです。
そして柄タイル下の白いサンプルがキッチンカウンターとして選定した人造大理石コーリアンです。

タイルの色はピンク色、というより桜色と言った方がイメージに近いと思います。実際の品番です。
・レンジフード下タイル:名古屋モザイク ルッチカンテ MER-02511-2M
・カウンター下のタイル:名古屋モザイク リコモザイク 25角103色
・キッチンカウンター :コーリアン グラーサシリーズ ベージュ色

このキッチン壁タイルには当初からピンク色のタイルを探していたのですが、品が良い色合いのタイルがなかなか見つからずに最後の選定となりました。そんなときに馬車道アトリエのすぐ近くに最近オープンした名古屋モザイクのショールームを覘いたところ、探し求めていた色柄に近いタイルを発見したのです。そのタイルがレンジフード下で選定したタイルです。なんとまだカタログにも掲載されていない新商品だそうです。そりゃカタログを見ても発見できないはずです。

可愛くてお洒落なタイルとの幸せな出会いでした。シェアハウスは来年1月にはオープンハウスでお披露目できるよう工事を進めています。
下のアドレスでこのシェアハウス専用ホームページをごらんいただけます。
http://sharedhouse.net/

【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月8日火曜日

人間の記憶


感共建築ラボの珪藻土体験会の会場へ向かう途中の住宅街で目に止まった境界ブロックです。

なんか「懐かしい」デザインだな~
普通の穴あきブロックおを縦横に並べて積んでいるのだが何故か懐かしさを感じながら写真撮影した。
良く考えられたデザインではある。縦横に積み重ね白塗装した上に目地部分を黒色で塗ってある。
この黒塗装がメリハリを生んでくっきりとした印象を与えている。
安価なブロックではあるが工夫次第で面白いデザインになるものだ。

と感心しながら、このブロックを見た瞬間に感じた「懐かしさ」のについて考えた。

???

???

あっそうだ、ウルトラマンに出てくる怪獣を思い出したのでダ!!
大昔、夢中になって見ていたウルトラマンの怪獣、あの有名な「ゼットン」や「ダダ」っぽいと感じてしまったのだ。
形はまったく違うのに白と黒の印象から連想したのである。
 

上が「ゼットン」で下が「ダダ」である。見ての通りブロックとはまったく違うのでである。
アホな話だが人間の記憶というのは思ったほど正確ではない。多くの記憶と結びつけて事実を作り上げたり、強い印象は記憶されるが弱い印象はいとも簡単に忘れるなんてことは日常茶飯事である。つねに脳裏に刻む努力が必要だという落ちでいいでしょうか。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月6日日曜日

珪藻漆喰 壁塗り体験イベントを開催しました


昨日は私が副代表を務める「感共建築ラボ」の珪藻土壁塗り体験会を開催したまし。ラボメンバーの一人である建築家の施工現場をお借りして参加いただいた方々に左官塗りを体験してもらうというイベントです。なんとこの住宅はお施主さん自ら全ての壁の珪藻土塗りをしている最中でした。すこしお話しを聞くと体はきついけど充実感が高いとのことでした。経験してみないと分からないのですが、左官工事はほんとうに体にきます。コテを握る利き腕だけでなく左官材料を持つもう片方の手に常に土の重みがあります。天井や狭い部屋はアクロバットしながら作業するような感じです。

さて、そんな左官工事の体験会ですが、冒頭に私が「感共建築ラボ」について説明させていただき、次に設計者である建築家の小島氏から建物の概要説明、その後に参加してくれた方々全員に珪藻土塗り体験してもらいましした。みなさん最初は慣れない手つきで恐る恐る塗っていましたが慣れてくると気持ちよく塗れて楽しんでくれたようです。

今回使っている珪藻土は珪藻土に漆喰を混ぜた珪藻漆喰という材料です。珪藻土は表面が柔らかく中性という性質から、傷が付きやすくカビが生えることもあります。珪藻漆喰は調湿効果の高い珪藻土にアルカリ性で表面強度の高い漆喰を混入することで両者の長所を掛け合わせた材料です。カビ被害の可能性が極めて低くなり、時間を経るごとに表面が硬化するので傷が付きにくく汚れも落としやすい塗り壁になります。私も以前は「珪藻土」を標準的に使っていましたが、カビ被害を経験してから「珪藻漆喰」を標準仕様にして使っています。調湿効果と体感温度調整効果が実感でき、洗面脱衣室に使用しても何ら問題ありません。とても満足度の高い建材です。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年11月5日土曜日

パッシブデザイン解説9


今日はパッシブデザイン解説シリーズ9「パッシブデザインの認証制度」について解説します。

パッシブハウスの認証制度としては民間団体が運営している「パッシブハウス大賞」や「エコハウス大賞」などがありますがパッシブハウスに特化した公的な認証制度はありません。
公的にあるのは省エネ性能を認証する制度だけです。
省エネ性能とはつまり二酸化炭素排出量のことです。
ZEH(ゼロエネルギーハウス認証制度)、CASBEE(エコロジー度の認証制度)、低炭素住宅認証制度などがありますが、今後はBELS(べルス)に一本化されすと言われております。

BELSは「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の略称で、「ベルス」と読みます。
同じ計算法に則って一次エネルギー消費量を算定する。消費者にとって、省エネ性能というモノサシで建物の「燃費」を横並びに比較できる認証制度です。

パッシブデザインの認証とは直結しませんが他の認証制度として長期優良住宅や低炭素認定住宅などもあります。依頼されれば取得していますが、総合的にみてクライアントにとってのメリットが薄いためお勧めはしていません。前述のBELS住宅版は本年度開始された制度ですがこれは今後の物件で取得していきたいと考えています。
パッシブデザインの評価はなかなか難しいものです。プラン、快適性、省エネ性、経済性、意匠性など様々な評価軸がそれぞれ関連しながら一つの建物として成り立っているからです。それぞれの評価軸がどのように関連しているかは過去のパッシブデザイン解説シリーズを見返してもらえば分かると思います。

【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年11月1日火曜日

小笠原ペンション計画など現場監理から帰ってきました


昨日、小笠原から帰ってきました。
帰りの小笠原丸は結構揺れてパソコン仕事どころではありませんでした。客室の丸窓から海を見ると波が生き物のように蠢きながら窓よりも高い位置まで上がってきます。一つとして同じ形のない波のうねりに見とれながら大きく揺れる体を支えます。10時間くらいはそのような高い波の中の航海となりましたが無事に竹芝に着岸し自宅へ帰りました。

小笠原滞在中は工事中の3件の打合せと現場確認で今回も大忙し、夜は友人との情報交換(飲みですね)でこれも大忙し。そんなこんなで小笠原滞在中はブログ更新なしとなってしまいました。小笠原の気温は27度~29度とまだまだ暑く、特に最終日の日差しは内地の真夏そのものでした。小笠原特有のスコールは少なくなりましたが初日に一回ありました。小笠原丸の乗船客数は500名くらいでこの時期にしてはそこそこの乗船数でした。次ぎ便は年に2度の観光協会ツアーがあり町中の宿がほとんど埋まるほどの入港客数のようです。冬に向かう小笠原ですが、まだまだウエットスーツなしで海に入れます。

さて写真は小笠原ペンション計画の屋根です。屋根工事が完了し足場の上から確認してきました。奥に見えるのが小笠原丸が停泊する二見港です。停泊中の小笠原丸がペンション4室の客室からもよく見えるロケーションです。
次回の小笠原現場監理は来月末の予定です。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

2016年10月25日火曜日

パッシブデザイン解説 8「間取りと室内環境」



明日からまた小笠原へ行ってきます。小笠原で施工中の3件の現場監理でここ数か月は毎月月末のペースです。内地は長袖でも寒くなってきましたが小笠原はどんな気温でしょうか。小笠原へ着いたらブログUPします!!

さて、今日はパッシブデザイン解説シリーズ 8回目、「間取り」について解説します。
パッシブデザインの間取りで注意しているのは、開放的ななかに落ち着けるスペースを設けることです。
家のなかを極力間仕切りのない開放的な空間とすることで、夏の通風効果を高め、冬の室内環境を安定させることができます。居室から廊下へ出ると寒いということがなくなるのですね。反面、開放的にするとプライバシーの低下、音や臭いの問題などが発生します。こららの問題をクリアしながら各人が落ち着けるスペースを作ってあげるようにしています。

開放的な空間とするための建築手法としては第一に引戸があげられるでしょう。開放できる引戸はとても重宝します。引戸やドア上に欄間を設けたり開閉式の通風子扉を設けてドアを閉めた状態でも通気できるようにすることもあります。天井まで壁を立ち上げず1,5mや2.0mの高さで止めることで開放性を高めながらプライバシーの度合いを調整することもできます。開放性の制御の方法はいろいろあるわけです。

あとはそうでね、断熱性能が高まってきたことで吹抜けを作っても不快感を感じないようになってきましたが、吹抜け上部の窓からのコールドドラフト(冷風落下)と上下温度差の問題は残ります。基本は断熱性と気密性を高めることで上下温度差は小さくなるのですが、さらに次のような方法でより快適な環境になるようにしています。吹抜け上部には大きな窓は設けない、吹抜け上部にプロペラファンや小さなエアコンを設置して夏稼働させることでずっと快適になります。

1室空間の大きさは窓の大きさのバランスを図りながらプラニングしています。窓から入ってくる日射熱量と部屋から逃げていく熱損失量のバランスを取ることで真冬でも暖房機なしで快適な環境を作ることができるのです。もちろん光の入り方や窓外への視線の抜けなども考慮が必要です。パッシブデザインは常に光と風を感じながらプラニングする必要があるのです。

【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年10月21日金曜日

工事中の計画3件の打合せ


土曜と日曜日は工事中住宅の打合せを3件させてもらいました。
1軒目は「本の家」
2軒目は「ルーフバルコニーハウス」
3軒目は「ガーデンサロン北千束(東京都大田区の賃貸併用住宅)」
写真は3件目のシェアハウス部分の完成予想パースです。

さて1軒目の「本の家」です。大量の本を収納する場所をどうするか、全ての間仕切り壁を本棚で作るべきかと考えた住宅です。所有されている書籍を計測したところ全ての間仕切り壁を本棚にするほどではないということが分かりましたが、それでも階段室の両面すべてを本棚にしても足りず書斎の大部分を本棚にしてようやく収納できる住宅となりました。そんな住宅の外装品番確認打合せを行いました。
杉板張りの外壁、金属サイディング、屋根ガルバ色、窓サッシの色を決定しました。

次に2軒目の「ルーフバルコニーハウス」です。
3方を3階建て住宅と将来3階になるであろう2階建て住宅に囲まれた敷地の住宅です。南側に隣家があり冬の陽ざしは2階の高窓からしか入らない、しかも敷地が南北に対して40度くらい傾いている条件でした。住宅は敷地に合わせて配置し、高窓は日射の有効利用が可能となるよう真南に向けて設置しました。北側に大きなバルコニーを設けて目隠しパネルで反射させた光を室内に導くプランとなったことからルーフバルコニーハウスと名付けました。今回の打合せでは内装の品番を確認しました。
床杉板の塗装色、壁クロスと珪藻漆喰の色柄、天井のクロス品番、木製建具の色を決定しました。

最後に「ガーデンサロン北千束」です。
東京都大田区北千束で計画中の賃貸併用住宅になります。昨日の打合せではスイッチコンセント位置の現場確認と内装の品番確認をいたしました。スイッチコンセント位置の確認では、すべてのスイッチと連動する照明器具の位置、コンセント位置と高さなどを現場で一つ一つ確認しました。その後に内装の品番確認をいたしました。
床杉板の塗装色、内壁和紙クロスの品番、天井クロスの品番、木製建具の色柄、シェアハウスのキッチン仕様などを決定いたしました。写真はシェアハウスのLDKスペースです。ガーデンサロンの名前の由来となったプライベートガーデン(庭)を綺麗に見せるため庭側内壁をダークブラウンの和紙張りとするよう提案して気に入っていただきました。他に濃いめに着色する木部、キッチンの壁ポイント柄として提案した桜色のモザイクタイルも大いに了承いただきました。

ルーフバルコニーハウスの三角吹抜けが面白い


昨日は「ルーフバルコニーハウス」の現場監理へ行ってきました。私自身がこの現場を訪れるのは基礎配筋検査依頼となりますので、建物が立ち上がって初めてみる姿に感動しました!!日頃の監理は写真右奥に幽霊のように立っているスタッフが毎週行っています。上棟時などの現場監理情報は下の「スタッフブログ」でご覧いただけますのでご覧くださいませ。
http://morikentiku.at.webry.info/

さーて「ルーフバルコニーハウス」です。南からの採光が難しい敷地ということから北側に大き目のバルコニーを作り、目隠しパネルに反射した柔らかな光を北側のリビングに導くというプランです。そしてこの住宅の二つ目の特徴が南側直射光を高窓から導くというものです。敷地は南北に対し35度くらいの角度があったので真南に近い方向を向く高窓を建物の上に乗せたような形状です。ですのリビングダイニングの上には写真のような三角形の吹抜けができました。普通の吹抜けと違い、三角形の吹抜けとそこから落ちてくる光は独特のものとなります。
これから窓サッシが取付けられ、仕上げが施されてくることになります。その都度このブログでもご紹介していきますので時々ブログ訪問をお願いいたします!!
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年10月14日金曜日

パッシブデザイン解説 7「パッシブデザインの設計手法」


パッシブデザイン解説シリーズとして「パッシブデザインの設計手法」についてお話しします。
パッシブデザインの設計手法としては採光、通風日射取得日射遮蔽熱利用(地熱、放射冷却熱、気化熱など)
色選定など様々な手法がありますが、最も重要なのは適切な断熱性能を確保することです。上記の様々な手法を活かす為にはまず第一に適切な躯体性能が必要なのです。例えば通風利用を考えたとき、適切な窓位置で通風性能を上げたとしても、断熱性能が低く外部の日射熱が室内壁面に達しやすい構造では室内の表面温度から受ける輻射熱で体感温度が上がってしまいます。このように断熱性能は冬だけのものではないのです。まず第一に建物躯体の断熱性能を適切な性能に設定する、これがパッシブデザインで最も重要なことです。

断熱性能と日射取得日射遮蔽性能を考えるうえで最も重要な部位は開口部(窓)です。太陽日射と通風利用などを有効活用するパッシブデザインというと採光や通風をどう上手くプランに取り入れるかを第一に目が行きがちですが違います。パッシブデザインで最も重要なことは断熱性能、そして最も重要な部位は開口部(窓)だということを覚えておいてください。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年10月12日水曜日

料理が楽しくなるキッチン10選で紹介されました

築100年の古民家再生プロジェクトのダイニングキッチンを建築紹介サイトhomifyで「料理するのが楽しくなる素敵なキッチン10選」として紹介してくれています。
今回は料理が楽しくなるキッチンの特集記事で紹介してくれましたが、このキッチンは日本的な雰囲気が好まれるようで同サイトの海外サイトでも何度も紹介されています。それぞれ紹介分が添えられているのですがアラビア語で紹介されたときにはなんだか不思議な感じでした。
下のページで10選に選ばれた他の楽しいキッチンもご覧いただけます。お時間あるときに覗いてみてはいかがでしょうか。
「料理するのが楽しくなる素敵なキッチン10選」
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年10月11日火曜日

パナソニック横浜ショールームで建築家無料相談会を行います

10月8日(土)にパナソニック汐留ショールームで建築家無料相談会を行いました。パナソニックショールームでは土日を中心に定期的に建築家無料相談会を開催しており私のその一員として相談を受けています。
次回の私の担当は10月23日(日)パナソニック横浜ショールームでの相談会を予定しています。相談内容は間取りの相談、機器交換の相談、断熱性能や住居環境に関する相談などなんでも結構です。1組1時間を目途にアドバイスいたします。
お申し込みは下記アドレスページの「建築家に気軽に相談!」記事からお申し込みください。
http://sumai.panasonic.jp/sr/yokohama/campaign.html

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年10月10日月曜日

シェアハウス ガーデンサロン北千束の構造見学会を開催しました


昨日、東京都大田区で建設中の賃貸併用住宅の構造見学会を開催しました。賃貸部分はシェアハウスとして私が設計し、私が副代表を務める「感共建築ラボ」でプロデュースしています。今回の構造見学会も感共建築ラボで開催しました。構造見学会は完成後では見ることができない構造部分や断熱材充填部を見て確認できます。平面断面プランと構造は密接に関係していますし、断熱材の充填技術によって断熱性能と気密性能が大きく変わり完成後の瑕疵にもつながる恐れもあるのです。完成後では見ることのできない重要な部分を確認しながら設計意図や施工品質の説明を聞くことができるのが構造見学会です。

さて、昨日の構造見学会は感共建築ラボメンバーの関係者だけでなく配布したチラシ効果で計画地近くにお住いの方々にご来場いただき忙しい一日となりました。来年1月には完成後のオープンハウスを開催する予定です。このブログや感共建築ラボSNSで情報発信していきます。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年10月7日金曜日

木の伐採体験・見学ツアー


昨今の住宅は柱や梁がボードで覆われてしまうものが多いので内部に隠れた構造材まで気にしない人が多いようです。断熱性能や通気性能などもそうですが、私は目に見えない部分こそ重要視して設計しています。普段は見えないかもしれない構造材ですがどのような材が使われているのか知りたくないでしょうか?

さて、今回お知らせするのは私が標準的に使っている静岡県天竜地域の葉枯らし天然乾燥材「天竜T.S.」の伐採体験・見学ツアーです。天竜T.S.ではシロアリや腐食の原因となる養分が少ない時期に伐採し、その場で葉枯らし乾燥、そのご1年近く天然乾燥させています。伐採日時を1本1本記録するトレーサビリティーシステムにより自分の家の使われた構造材がどこで何時伐採されたものなのか、住宅引き渡し時に履歴書を受け取ることもできます。

このように手間暇かけて木を育て森を守っている森林組合の主催する伐採体験・森林見学ツアーのお知らせです。お子さんにとっても良い体験になることと思います。
参加されたい方は森建築設計までご連絡(メール)ください。開催期日直前の場合は天竜T.S.組合に直接申し込みいただいても結構です。
メール:info@mori-ken.com
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年10月4日火曜日

大岡山駅近くのシェアハウス現場見学会を開催します


東京都大田区北千束で構造見学会を開催します。
森建築設計で設計監理しております賃貸併用住宅の賃貸(シェアハウス)部分の構造体と断熱材が見える状態での見学会になります。
竣工後では見ることのできない最も重要な部分を見ることができる貴重な見学会ですのでこの機会にぜひ現場へお越しください。

日時:2016年10月9日(日)10時~12時、14時~16時
場所:東京都大田区北千束1丁目8-22
最寄駅:大岡山駅徒歩8分、洗足駅徒歩7分
※見学会にご予約は要りませんが入場には住所・氏名・メールアドレスの記載が必要です

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月28日水曜日

ワクワクする子供部屋として紹介されました


住宅情報サイトのhomifyで横浜の二世帯住宅子供部屋が紹介されました。
「創造性を刺激する!ワクワクする子供部屋」特集のなかで紹介されたものです。次のような紹介文です。
「こちらの住宅は一階吹抜けの上部を活かした変形したロフトを子供の遊び場として活用しています。天窓があるので自然光が差し込む明るい空間。
幼児にぴったりの天井高さですが、大人がガリバーになった気分で一緒に遊ぶのも何だか楽しそう。傾斜した床は滑り台に!」
https://www.homify.jp/magazine/child-s-bedroom

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月20日火曜日

高円寺の賃貸併用住宅 竣工写真撮影!!


昨日は「高円寺の賃貸併用住宅」の竣工写真を撮影してもらいました。朝から雨という天気でしたがさ以後の最後に一瞬曇り空となり外部も撮影することができました。
後姿は撮影してもらったカメラマンの中村風詩人(なかむら かざしと)さんです。主に建築写真をや風景写真などを撮っているカメラマンさんです。
撮影後にお話ししていたら、中村さんも年に1回くらい小笠原へ仕事で行っているそうで、小笠原の計画を3件進めている私との何か縁を感じました。
中村さんとはこれから長いお付き合いになりそうです。
さて、写真は賃貸住宅の玄関を開け放った状態です。左が賃貸室A(ブルー)、右が賃貸室B(グリーン)の部屋になります。ブルーとグリーンの壁がカクカクと折れながら部屋の奥まで続いていきます。使っている素材も部屋の様子も普通の賃貸とはまったく違います。撮影してもらった竣工写真を整理したら改めて詳細をご紹介します。
2階はオーナー宅になります。撮影ではオーナーご夫婦が入った写真を何枚も撮影してくれて生き生きとした写真が出来上がりました。オーナーご夫婦が入り込んだ写真は公開できませんが、人が入っていない写真でこちらも改めてご紹介いたします。

さて、私は明日からまた小笠原へ行ってきます。工事中の2件の現場監理と10月から着工する1件の施工契約などする予定です。台風のあとで海が穏やかならいいのですが明日になってみないと分かりません。


【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月19日月曜日

バウビオロギー通信講座 第三回スクーリングに出席


一昨日と昨日、バウビオロギー通信講座の卒業試験で軽井沢へ行ってきました。写真は会場となったbio siteの外観写真です。スクーリング1日目はこの建物でTEAM7の家具やキッチンを販売してるマテー氏の講義でした。講義の内容は、住居生理学・住まいの安全・家具・塗装と表面処理について。二日目の午前中は石川先生の講義がありました。そしていよいよ卒業試験。

卒業試験は記憶を呼び起こしながらもなんとか回答欄を埋めて提出しました。長かったこの通信講座、通常は24ヵ月で終了となりますが、最終試験の日程が合わなくて参加できなことが続き、通信教育を開始してから丸3年でようやく卒業試験となりました。合格してバウビオローゲになれればいいのですが、合否が分かったらまたお知らせします。

ここまでバウビオロギーの説明もなく分を進めてきましたが皆さんバウビオロギーをご存知でしょうか?
バウビオロギーは建築生理学、または建築生態学と訳されています。快適で、健康で、省エネで、そしてデザインされた建築を作るための知識を身に付ける学問です。身に付けるといってもその範囲はとても広範囲で、時代とともに理論はつねに更新されていくので、よりよい建築を作るための知識の基礎を身に付ける学問といった方がいいでしょう。私のホームページでバウビオロギー25の指針を紹介しています。1980年に発表されたものですが、何時の時代でも考慮すべき普遍的な指針だと思います。興味ある方は是非ご覧ください。あっ、25の指針は現代社会に合うよう若干刷新されたんだった、ホームページを修正しなければ。
http://moriken.p1.bindsite.jp/principle/baubiologie.html

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月15日木曜日

森建築設計の近況報告!!

複数の工事が重なっていることからブログの更新が滞りがちになっております。
森は仕事しているのか?
遊んでるんじゃないか?
っと思われたら困るので現在進行中の案件について近況をご報告します!!

1、小笠原ペンション計画
  写真の住宅兼ペンションです。場所は小笠原諸島父島です。写真手前が住宅棟、右奥に少し見えるのがペンション棟になります。
  手前に置いてある白い物体が外張り断熱用の資材です。今現在は写真のタイベックの上に断熱材を張り、さらにその上にタイベックをもう一層張るという
  工程まで終了しています。
2、小笠原住宅計画
  工事は1の小笠原計画より遅れていますが、小笠原で最初に依頼いただいたご計画です。
  現在は基礎工事が完了し、来月早々に上棟予定です。
3、小笠原シェアハウス計画
  これも小笠原諸島父島の計画です。こちらは確認済証が発行され、来月早々に基礎着工する予定です。
4、新高円寺の賃貸併用住宅
  建物のお引き渡しが完了し、外構工事の残工事を行っています。来週19日に竣工写真撮影予定なので撮影後に綺麗な写真をお見せできるでしょう!!
5、本の家
  大量の本の保管場所をどうるすか、本棚ですべての間仕切りを作ろうかなんて考えていたご計画です。
  こちらは施工会社が決定し今月末工事契約、来月早々から工事着工いたします。
6、東京都大田区F計画
  東京都大田区北千束の賃貸併用住宅です。賃貸部分はシェアハウスとして計画をしました。シェアハウスの管理会社選定、告知集客方法など建築設計以外
  の部分に時間がかかりましたが先月工事着工してそろそろ窓サッシの取付をします。こちらは私が副代表を務める「感共建築ラボ」でシェアハウスの
  プロデュースをしています。
7、バルコニーハウス
  周囲を住宅に囲まれた旗竿敷地、通路部分が狭く敷地の旗部分で車の回転スペースを確保しながら敷地の特性を読み取って採光と通風を確保した住宅です。
  北側バルコニーの目隠し板に反射させた太陽光を室内に導く、真冬でも周囲の建物の影響を受けることなく直遮光を室内に導く高窓などを計画に盛り込んで
  います。すでに基礎工事が完了し今月末に上棟予定です。
8、世田谷の賃貸併用住宅
  こちらは現在基本設計中の案件です。ファーストプランの提案が終わり、賃貸部分の詳細な検討を行っています。周辺環境の現在と将来的な賃貸市場動向
  を調べながら、この賃貸住宅で取り入れるべき特徴は何かを考えています。今月末のセカンドプラン提出にむけ検討中です。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

円楽さんの落語を見てきました


もう3日前になります。
人生初の落語体験してきました。

デスクをお借りしているYCCヨコハマ創造都市センターのシェアオフィスの方々と横浜にぎわい座で円楽さんの独演会に行ってきたのです。シェアオフィスからにぎわい座まで徒歩10分、初めてのにぎわい座体験、初めての落語体験に緊張しながら1階エントランスへ入場し階段を登り3階ホワイエに到着すると、そこは柔らかなタッチの絵に囲まれたほのぼのする場所でした。このホワイエでチケットを受け取り座席のあるホールへ、自分の座席は2階席の一番奥でした。こじんまりしたホールですが2階の奥となると結構遠い。はて演者の声ははっきり聞こえるんじゃろかと思いながら開演時間を待っておりますと、出てきましたテレビでおなじみの円楽さんです。

円楽さんが座布団に着席し話し始めの冒頭、この独演会名となっている「この夏の反省会」について語り始めました。

あの件は6月ですよ、夏じゃありません。この夏の反省会ということだけど反省するようなことは何も無かった。。。とここで笑いと取ったところから独演会が始まりました。円楽さんの軽妙なトークからいつの間にかお話は演題の「馬のす」へと移っていきます。このあと漫才師の「母心」の漫才を挟み再び円楽さんが登場して「たがや」と「唐茄子屋政談」を演じ終了。笑いあり涙あり、あっという間の2時間でした。
古典落語なんて話している意味分かるかなと不安でしたが、分かり難い昔の言葉は現代語に言い直したり言葉の解説を交えたりしながら話してくれたのでよく解りました。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月12日月曜日

パッシブデザイン解説6


今日はパッシブデザイン解説シリーズの6回目、事例紹介として「町田のナチュラルハウス」の設計上の工夫をお話しします。

パッシブデザインの工夫で第一にに申し上げたいのは断熱性能と窓面積の関係です。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配りました。
・冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。
・中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。
・夏は直射日光が室内に入らないように取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。大きなテントの下で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているそうです。

このような設計上の工夫も設計者の感に頼ったものは失敗が多いです。日射の取得と夏損失のバランスを計算で確認し、通気量も計算で確認しながら窓の大きさや位置、開閉方法を決めていくことが重要です。計算で確認するか確認しないか、これは真のパッシブデザインとなんちゃってパッシブデザインの違いです。


【住環境性能+Design住宅 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年9月11日日曜日

杉板型枠コンクリート

昨日は「高円寺の賃貸併用住宅」の外構工事確認に行ってきました。
写真は門扉両サイドのコンクリート壁です。表面が普通のコンクリートとは少し違いますよね。コンクリート壁というとツルツルのイメージだと思いますが今回は型枠に杉板を使って杉板の木目がコンクリートに現れるように施工してもらいました。写真には写っていませんが門扉は特注のロートアイアン製のものを設置したので門扉との相性も考えたコンクリートの表現です。
ツルツルのコンクリートとは違い人が作った手作り感が出ていてとても良い雰囲気になりました。杉板が反った部分がありそのまま曲面になっている部分があり思わず手で撫でてしまいました。

さてこの住宅は1階がワンルームの賃貸住宅が2戸、2階がオーナー宅という賃貸併用住宅です。
1階賃貸住宅の名称は「プレジール(plaisir)」。喜び 楽しみ等の意味のフランス語だそうで、オーナーが熟慮して考えてくれたものです。
プレジールA室:https://www.homes.co.jp/chintai/b-1192180151730/?iskks=1プレジールB室:https://www.homes.co.jp/chintai/b-1192180151729/?iskks=1
上のアドレスで賃貸住宅情報を見ることができますので興味ある方はご覧ください。問合せが結構入っているようなのですぐに入居者が決まってしまいそうです。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月9日金曜日

賃貸併用住宅建設中の構造見学会を開催します


東京都大田区北千束で構造見学会を開催します。
森建築設計で設計監理しております賃貸併用住宅の賃貸(シェアハウス)部分の構造体と断熱材が見える状態での見学会になります。
竣工後では見ることのできない最も重要な部分を見ることができる貴重な見学会ですのでこの機会にぜひ現場へお越しください。

日時:2016年10月9日(日)10時~12時、14時~16時
場所:東京都大田区北千束1丁目8-22
最寄駅:大岡山駅徒歩8分、洗足駅徒歩7分
※見学会にご予約は要りませんが入場には住所・氏名・メールアドレスの記載が必要です

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年9月7日水曜日

YKKap体験ショールームで性能別の環境を実体験

昨日、YKK体験ショールームへ行ってきました。
窓サッシのYKKapが昨年オープンさせたショールームです。従来の商品を確認するというものとは全く違い、温熱バカにとってはまさに遊園地のような楽しいショールームです。

写真④の性能体感ゾーンは昭和55年基準からパッシブハウス基準まで全5つの基準を想定して建設した小部屋を巡回しながらそれぞれの温熱環境を実体験することができます。性能が上がるにしたがい室温と表面温度が安定し体への負荷が小さくなってくることがよくわかります。自分が設計している、あるは建設している性能の住宅がどのような環境になるのかを建設前に体験することができるのです。性能もエネルギーも見える化が重要と言われますが、見るよりも体験するほうが理解が早いです。

平成25年基準を達成していればいいと安易に考えている設計者や施工者にこそ体験してもらいたいです。体験してみれば平成25年基準がいかに不十分な性能かがよくわかると思います。さて、このショールームの体験ゾーンは予約が必要です。体験してみたい人はYKK営業担当を通して予約していって下さい。

昨日の午後はパッシブハウスジャパン関東支部の勉強会に出席してきました。いつものようにディープな情報が飛び交う有意義な勉強会でした。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月24日水曜日

パッシブデザイン解説6 実例紹介


今日はパッシブデザイン解説の6回目として、実例の「町田のナチュラルハウス」を取り上げます。

この住宅設計で特に考えたのはは断熱性能と窓面積の関係です。断熱性能と日射取得性能・日射遮蔽性能と言い換えてもいいでしょう。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配る必要があります。冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。夏は直射日光が室内に入らないように窓から直射日光が入らないように庇の出幅を調整し、取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。テントを掛けた状態が写真になります。


大きなテントの下は木製塀で囲まれた屋外ダイニングスペースになっていてシンクも設置しています。この場所で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているとお聞きしました。
断熱性能と日射のコントロール、それを計算で確認しながら整合性を図ることが重要です。また換気性能も計算で確認しています。
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パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年8月23日火曜日

オリンピックという祭りの後


プラン検討で行き詰ったときふらっとこの場所にきます。橋の上からランドマークタワーやクイーンズスクエアを眺めたり、川岸のボードウォークにあるベンチに腰掛けて深呼吸。。。
右手仮囲いのなかでは横浜市庁舎を建設している作業員の姿や杭打機が見えます。ベンチでは同じように休憩するOLさんやサラリーマン、橋の上を足早に歩く人たち。時折漂ってくる川の匂い(臭いかな)が黒い川の意識レベルの存在感を増幅させます。

そんなことを感じながら、こまごまとしたプランの検討を大きな視点へ立ち返らせてくれるのです。
さーもうひと頑張り、アトリエに戻ってプランの練り直しです。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月16日火曜日

錦織 リオオリンピックで銅メダル獲得して歴史に名を刻む


今日もオリンピックネタですが4年に1回なのでご勘弁ください。
リオオリンピック男子テニスシングルスで錦織圭が銅メダルに輝きました(涙・涙・涙)。
アンディー・マレーとの準決勝ではストレートで敗れましたが、銅メダルをかけた3位決定戦ではラファエル・ナダルを破って堂々の銅メダルです。
なんと日本テニス界にとっては96年ぶりのオリンピックメダルだそうです。

ナダルとの3位決定戦ではストロークでは錦織が主導権を握り有利に進めましたが、銅メダルが見えてきた第二セットの5-2から2度のブレイクを許してしまい6-6となり、タイブレークも取られてセットカウント1-1となってしまいます。両者トイレットブレークをはさみ迎えた第三セットは第一セット同様に錦織の攻撃的テニスが戻り勝利することができました。試合の流れをゲームカウントを追いながら見ていきましょう。
【Set1】
Game1 ナSv 0−1 ナダル無難にキープ
Game2 圭Sv 1−1 錦織ファーストサーブ入らないが危なげなくキープ、両者落ち着いた入り
Game3 ナSv 1−2 デュースが続くがブレイクできず、嫌な予感
Game4 圭Sv 2−2 ここもファーストサーブ入らないがキープ
Game5 ナSv 3−2 Break!最後はネットに出たナダルの頭を抜くロブで決める
Game6 圭Sv 4−2 あいかわらずセカンドサーブで巧みにポイント奪取
Game7 ナSv 5−2 Break!二度目のブレイク、ナダルにいつもの元気と驚異的なボールがない
Game8 圭Sv 6−2 このゲームはファーストサーブ確立上げて危なげなくファーストセットを取る
【Set2】
Game1 ナSv 0−1 錦織のミスにも助けられナダルキープ
Game2 圭Sv 1−1 確率重視のファーストの変えてきたか、1セットの流れのまま錦織キープ
Game3 ナSv 2−1 Break! 気迫のウィナーであっけなくブレイク
Game4 圭Sv 3−1 乗ってきた錦織、サーブとラリーがかみ合いキープ
Game5 ナSv 3−2 ここはナダルが危なげなくキープ
Game6 圭Sv 4−2 エアケイも炸裂して錦織キープ
Game7 ナSv 5−2 Break! 第二セット二度目のブレイク、ナダルの驚異的な粘りがない
Game8 圭Sv 5−3 被Break 二つのブレイクで錦織勝利を確信したが、ナダルの神返球はあったがメダルの重圧かプランのないままブレイクを許した感じ
Game9 ナSv 5−4 乗ってしまったナダル
Game10 圭Sv 5−5 被Break 調子を戻したナダルといえども二度連続のブレイクは無いと思いきや・・・
Game11 ナSv 5−6 ナダル苦しみながらも本来の粘り強さを見せキープ
Game12 圭Sv 6−6 落ち着きを取り戻した錦織がキープ、なぜ10ゲーム目で出来ない!!と感じるがテニスはメンタルスポーツです
TB ナSvから 6−7(1-7) ナダルの気迫に押し込まれたままタイブレークを落してセットカウント1-1
【Set3】
このセットが始まる前に小さな事件がありました。両者トイレットブレークをとりいち早く帰ってきたナダルに対しいつまでたっても戻ってこない錦織。ナダルは時間の掛け過ぎだと主審に抗議しますが取り合ってもらえす苛立ちを露わにします。真相は遠くのトイレに案内されたために時間がかかっただけのようですがやや後味の悪い雰囲気になり第三セットがスタートします。
Game1 圭Sv 0−1 気持ちを入れ替えたのか不安は残しながらも錦織がキープ
Game2 ナSv 1−1 ナダルも危なげなくキープ
Game3 圭Sv 2−1 ファーストサーブもラリーも調子を取り戻した錦織がストレートでキープ。ブレイクの予感が出てきます
Game4 ナSv 3−1 Break! 錦織のダウンザラインエースやナダルのミスもあり見事ブレイク
Game5 圭Sv 4−1 ファースト確立100%で危なげなくキープ、ファースト確率60%以上の錦織は落ち着いてみていられます
Game6 ナSv 4−2 ナダル部投げなくキープ
Game7 圭Sv 5−2 苦しいラリーを取り、最後は今日一番の大声で吠えました
Game8 ナSv 5−3 ナダルも最後の粘り、すごいラリーのなかキープ、です両者疲れは隠せません
Game9 圭Sv 6−3 スーパーショット、サービスエース、最後は圧巻のキープで勝利

最後は第三セットで立ち直った錦織が勝利しました。2ブレイク先行しながら第二セットをタイブレークの末に落とした時は完全に流れはナダル。このまま負けてしまったら錦織はグランドスラムはおろかマスターズも優勝はできないほどの傷を心に受けそうな状況でしたが、そんな時に気持ちの切り替えができるのがトップアスリートなのでしょう。この銅メダルは必ずや錦織の自信になったと思います。疲れは残っているでしょうが今年後半の活躍に注目してください。
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2016年8月15日月曜日

家の前に蜂の巣が!!


錦織圭がリオオリンピックの男子シングルスで銅メダルを獲得しました!!
今日もオリンピックネタで行きたいところですが、まだ興奮状態なので気持ちが落ち着いた明日にでも試合経過を含めてブログUPしたいと思います。

そんな訳で今日は自宅の目の前にあった蜂の巣を駆除したお話をお伝えします。
2週ほど前でしょうか、「北千束のシェアハウス計画」の外装品番決めのために屋外に外壁やサッシのサンプルを並べているときに足長蜂に追いかけられました。
近くに蜂の巣があるなと感じながら打合せの準備で時間が無くそのままにしていたところ、1週間前に家内から蜂の巣を発見というメールが届きました。場所は我が家の目の前の空き地です。蜂の巣が毎日通る道路に面し作られていて、蜂の巣に近づくと威嚇してくるのです。子供たちには蜂の巣に近づかないように言い聞かせておりましたが、昨日、意を決して駆除しました。写真が駆除した蜂の巣です。最大長さ25cmもありました。写真では分かりませんが、蜂の幼虫がウゴウゴと蠢いていてとてもグロテスク。

蜂の巣の駆除は素人が行うと危険なことは分かっていますが、スズメバチなどではなく足長蜂だったことから駆除いたしました。冬用の厚手のジャンパーとサンバイザーなどで蜂が入る隙間がないように身を包み、人が近くにいないことをことを確認して至近距離から蜂撃退スプレーを噴射しました。3匹の蜂が飛び上がったところを早業で直接スプレー噴射、再度蜂の巣に直接スプレー噴射して蜂の巣を取り除いて駆除終了です。

今回は上手く行きましたが、やはり慣れないと危険なので蜂の巣を発見したら役所や専門業者へ連絡したほうが良いですね。
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2016年8月13日土曜日

錦織圭 今夜メダルかけ準決勝

許してください、連日のオリンピックネタです。

そりゃそうでしょ~
明朝の大熱戦をご覧になった方も多いと思います。男子テニス シングルス準々決勝が行われ錦織圭が準決勝に進出したのです。今夜日が変わるころに開始される準決勝の対アンディー・マレー戦ではメダルを掛けた一戦になります。

さて今朝行われた準決勝の感動を振り返りましょう。
対戦相手はテニス界ナンバーワンの運動能力があるのではないかと言われているガエル・モンフィス(フランス)です。錦織とモンフィスは過去2回対戦していますがいずれも熱戦となっており、今年行われたマイアミ大会ではモンフィス5回のマッチポイントをしのぎ錦織が辛くも勝利しています。

第一セット
お互い一歩も譲らずキープ合戦が続き6-6でタイブレークに突入します。タイブレークのスコアを○×で表示しましょう。○が錦織のポイントです。錦織のサーブからスタートです。
○×○×○×○○×○○、7-4で錦織がタイブレークを制して1セット目を奪取しました。このスコアからも分かるように中盤までお互いミニブレークを獲得しながら一進一退を繰り返し終盤で錦織が押し切りました。錦織の勝負強さが光ります。

第二セット
モンフィスのサーブから開始されたこのセット、錦織がいきなりブレークします。第一セットの勢いそのまま乗っていくかと思われた第二セット、お互い多彩なショットを繰り出し譲らない展開のまま6度のジュースで粘りましたが最後は錦織のミスでブレイクバックされてしまいます。その後はまた一進一退のままキープ合戦が続きますが迎えた第10ゲームで錦織の3連続ポイントのあとモンフィスの驚異的なショットで挽回された結果ブレイクを許し第二セットはモンフィスに奪われてしまいます。

第三セット
セットカウント1-1で迎えた運命の第三セット、モンフィスのサーブ力に押されモンフィスペースで進みながらも錦織のゲームメークのうまさでなんとか踏みとどまりこのセットもキープが合戦のままゲームカウント6-6のタイブレークに突入します。本日二度目のタイブレークです。ここでもポイントを○×で示しましょう。モンフィスサーブからのスタートです。
××××○○○××○○○○○、8-6
信じられん、鳥肌、目汁、鼻血、なんと形容すればよいのか分からない、0-4からの大逆転、3度のマッチポイントを凌いでの勝利でした。
総ポイント数は錦織118、モンフィス116、2ポイント差の勝利でした。写真はラリー中の錦織と試合終了後に涙する錦織です。準決勝進出で泣いている錦織を見るのは初めてかもしれません。国を背負って戦いギリギリのなかでつかんだ勝利がいかに厳しいものだったかよく分かります。

次戦は最大の山場となる準決勝、アンディー・マレー戦です。勝てばメダル決定、負けると銅メダルを掛けて3位決定戦に回る事になります。
どの道あと2試合残っているのでですから買って決勝に進んでもらいたいですね。とはいってもマレーには過去1勝6敗、その1勝もマレーが絶不調の時だったのでマレー有利は揺るぎません。まずは体をケアして作戦を練って臨んでもらいたいものです。

最後に準決勝に勝ち上がった4人を紹介しましょう。
・第2シード 世界ランク2位、アンディー・マレー(イギリス)
・第3シード 世界ランク5位、ラファエル・ナダル(スペイン)
・第4シード 世界ランク7位、錦織圭(日本)
・ノーシード 世界ランク141位、デルポトロ(アルゼンチン)
デルポトロは現在世界ランク141位ですが、全米オープンチャンピオンでありロンドンオリンピックの銅メダリストでもあります。手首の故障で長期休養を取っていたために順位が下がっているにすぎません。この大会では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを1回戦で破って準決勝まで進んできた競合です。
マレーはロンドンオリンピックの金メダリスト、ナダルは北京オリンピックの金メダリストです。そう、錦織以外の3人はオリンピックメダリストなのです。

準決勝は14日午前0時ころ、今日の深夜の試合開始予定です。みなさん体調整えて日本からエールを送りましょう!!!!!!!!

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2016年8月11日木曜日

内村航平 体操男子個人総合2連覇!!


リオオリンピック、体操男子個人総合・決勝でロンドン五輪金メダリストの内村航平が最終種目の大逆転で優勝しました!!
オリンピック体操個人総合の2連覇は44年ぶり史上4人目の快挙だそうです。

今朝行われたこの決勝はリオオリンピック最大の感動を与えてくれました。

内村はトップと0・901点差で迎えた最終種目の鉄棒で完璧な演技を見せ、着地もピタリと決まり大逆転勝利を飾りました。2位は0・099点差でオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)で、着地で動いた1歩の差が明暗を分けたようです。着地での1歩は0.1ポイント減点にあたるそうで、オレグ選手が着地をピタリと決めていれば金メダルはオレグ選手になっていたことになります。

メダリスト会見では海外メディアから審判の採点に対する質問が飛び、ジャッジの公平性を淡々と答えた内村に対し、銀メダルだったオレグ選手はこの質問に怒り「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」と言い放ったそうです。また会見の中ではベルニャエフと、銅メダルのマックス・ウィットロック(英国)から内村への称賛が相次いだそうです。それにしても内村選手の精神構造はどうなんているんでしょう。最も緊張する場面でミスなく最高の演技ができることが信じられません。

昨日の競技では柔道女子70kgと男子90kgでも金メダルを獲得し、昨日1日で3個の金メダルが生まれました。寝不足になりながらもすべて生で観戦できました。やはりスポーツは生ですね。

卓球の愛ちゃんが3位決定戦で負けてしまったので残念。涙を堪えながらインタビューに答えるシーンはもらい泣きをしてしまいました。大会参加の選手の皆さん、今日も精一杯楽しんで悔いの残らないよう臨んでください!!

2016年8月10日水曜日

コミュニティーと快適環境のシェアハウス 9月に構造見学会を開催


東京都大田区で建築中のシェアハウス「ガーデンサロン北千束」の外部仕上げが決まりました。7日(日)に建て主様と打合せをして、外壁サイディング、外壁木板、サッシ色、玄関ドア色などの外回り品番を色の相性を見ながら決めたのです。また8日(月)にはシェアハウスの管理をお願いする予定の不動産屋さんとの打合せを行い、賃料や管理規約などについて協議しました。

このシェアハウスは私が副代表を務める「感共建築ラボ」がコンサルを行い、広告や運営方法などの立案をしています。今月中には特設サイトを開設して9月早々にはサイトを一般公開する予定です。また9月25日(日)には構造見学会の開催を予定しています。シェアハウス入居希望の方やシェアハウス建設を予定している方などにとっては重要な情報収集の場となるでしょう。開催時間や場所などの細かな情報は見学会が近づきましたらこのブログで情報発信いたします。

工事は現在基礎工事が完了し盆明けに上棟、本年12月末にお引渡し予定です。ですのでシェアハウスへの入居可能日は来年年明け早々になるよていで進んでいます。

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