2016年5月19日木曜日

世田谷区賃貸併用住宅 設計監理契約を結びました


ここのところブログの更新が週一回程度となっております。
ほぼ毎日更新を5年間くらい続けてきたのに何故か、ちょっと考えてみると息子が中学へ入学したころからブログの更新が遅れがちなことに気づきました。川崎市の中学校はまだ給食が導入されておりません。来年には給食が始まる予定ですがそれまでは毎日お弁当を持って行っています。夕食だけでなくお弁当作り担当も担っている私は朝起きるとまず息子二人のお弁当を作っています。

そう、朝一でブログを書いていた時間帯がお弁当作りの時間になっているのです。部活動の朝練で朝7時過ぎに出かける前、さらに土日もお弁当を持っていくのでほぼ毎日お弁当を作っていることになります。ブログを書く時間を作らなければいけないと思いつつ更新が遅れがちになっているのです。

さて、先週のブログ更新から1週間、その間に新たな計画の設計監理契約を締結させていただきました。契約約款でブログでの計画情報の発信を許可いただいたことからお伝えいたします。
計画は東京都世田谷区の賃貸併用住宅です。写真のような立派な日本庭園のある古家を撤去(一部残し)してオーナー様のご自宅と賃貸住宅を2室建設するという計画です。計画スケジュールはかなり長期間となっていて、竣工は2018年2月の予定です。再来年の2月竣工ですね。

長期間の計画となっておりますが、2か月に1回程度の打ち合わせを重ねながら快適で健康で心地よい、そして収益性の高い賃貸併用住宅を提案させていただきます。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2016年5月12日木曜日

2回の震度7の地震に耐えうる耐震強度


熊本地震では建物の倒壊によって多くの方が犠牲になりました。先日、家屋調査から帰ってきた友人から話を聞くことができました。震度7の揺れに襲われた村は残っている住宅のほうが少ないほどの被害だったようです。熊本の地震では日本の歴史上無かったことが起こりました。震度7という巨大地震が数日の間に2度あったのです。建築基準法では1度の巨大地震で倒壊しないレベルの耐震強度を求めていますが、巨大地震が2度連続して起こることは想定していません。

想定外では済まされない事態に備えて、住宅の耐震強度をどのように考えておけばよいのか?
専門家の間でも確定的なことは言えないのが実情です。

このほど、京都大工学研究科の竹脇出教授(建築構造学)の研究グループが2度の巨大地震に耐えうる耐震強度を解析して発表したのでお伝えいたします。

その解析によると、熊本地震のような2回の震度7の地震に建物が耐えるためには、現行の耐震基準より5割増の強度が必要という結果でした。竹脇教授は、地震時における建物の揺れや必要な強度を精度よく計算する手法を独自に開発しており、2度の震度7の地震に耐えるためには、震度7の地震1回に耐える強度の1.5倍の強度が必要ということです。別の言い方をすると建築基準法が求める耐震強度の1.5倍の強度が必要なのです。この1.5倍という強度は性能表示の耐震等級3に相当する耐震強度になります。長期優良住宅の認定基準では耐震等級2でも可ということになっておりますが、耐震等級2では不足しているということになります。

一般の方が住宅を建設される時は、設計事務所や施工会社に対し「耐震等級3」の性能を確保するよう要望を出すようにしてください。強度UPに際し施工金額が大幅に上がってしまうのではないかと不安を抱く方もいるかもしれませんが、ご安心ください、耐震等級2→耐震等級3への強度UPで施工費はほとんど変わりません。私の感覚でお話しすると僅か10万円~15万円ほどの予算UPで可能なことです。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2016年5月6日金曜日

YCCヨコハマ創造都市センター シェアオフィス


横浜馬車道アトリエとして入居しているシェアオフィスのブース席が5席増設されました。それにともないフリー席を使っていた私は新たに設置されたブース席へ移動することとなり、腰壁に囲まれた落ち着いたスペースで作業できるようになりました!!

写真の左上矢印が私のブース席です。窓側にはちょっとした打合せなどに使える大テーブルがあり、通路を隔てた3席のうち2席分は森建築設計のスタッフのブース席となりました。今までよりも4歩分くらいスタッフ席との距離も縮まり仕事がはかどることでしょう。
新たに設置された5席のうち4席に新入居者が来るようで、こちらも異業種交流が活性化されるものと期待しています。

YCCヨコハマ創造都市センターのフェイスブックページです。
https://www.facebook.com/yokohamacreative/
1階のカフェ、様々開催されるイベント情報など得ることできますよ。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2016年5月3日火曜日

我が家のキッチン 模様替え


今日もキッチンネタです。
写真は我が家のキッチンでございます。キッチンカウンター手前に吊り下げている布を模様替えいたしました。築13年、新築時に設置した布を使い続けてきましたが汚れが目立ってきたことから交換したのです。設置方法はいたって簡単、突っ張り棒に通した布を設置するだけです。鮮やかな黄色の布に交換し気分もスッキリシャキッとした気がします。

ついでに我が家のキッチンをご説明しましょう。我が家のキッチンはカウンターにシンクなどをはめ込んだだけという簡素な作りです。カウンター下引き出しなどないのでカウンター下はオーブンで丸見えなので布を吊るして目隠ししております。カウンターにはシンクと洗面器、それと洗濯機用の開口を設けています。写真で言うと一番手前にシンク、中間に洗面器、奥が洗濯機置き場になっています。それぞれの間が作業スペースですね。この3点が1列に並んでいてとても効率的に家事をこなすことができるよう考えました。

キッチン背面にレンジ台などを置くスペースを確保できなかったので、カウンターの奥行を850mmと深めにして、キッチン正面の壁に電子レンジ置き場と食器棚を設置しています。あっそれとコンロはキッチン背面(写真の左手)に設置している大きなダイニングテーブルにIHヒーターを組み込んで調理しています。
【住環境性能+Design】 森建築設計

2016年5月2日月曜日

とても便利な電動式ウォールキャビネット でも高い!!


昨日は「北千束のシェアハウス計画」のオーナー宅キッチンとユニットバスなどの仕様確認でショールームへ行ってきました。

写真はクリナップキッチンのウォールキャビネットです。電動式で昇降させることができ、まな板や洗ったお皿はもちろん、調味料やキッチンペーパーなどの小物もスッキリ収納することが出来ます。調理から後片づけまで大活躍するという代物です。棚を下げた時にはダイニング側から目隠しにもなるのでキッチン側を見せたくない時に下げておくというような使い方もできそう。棚を下げる高さも電動ボタンで任意に固定できるので調味料だけ使いたいときは半分下げて、洗ったお皿やボールなどを置きたいときは最下段まで下げるというように使い分けできます。そんな便利なウォールキャビネットですが、電動ということもあり少々お値段も高い。普通のタイプで定価30万円ほど、殺菌機能の付いた上位機種だと40万円近いという金額です。

こんな便利な代物を見てしまうと欲しくなってしまうのが人情でしょう。いつかそんなご要望が出るとは思っていましたが、この計画で設置することになりそうです。

その他、昨日はTOTOショールームでユニットバス、洗面台、便器などの仕様を確認させていただきました。
キッチンやユニットバスでメーカーの既成品を導入する住宅では、キッチンはクリナップ、ユニットバスはTOTOをお勧めすることが多いです。今年竣工する住宅だけで5軒の住宅に設置することになるでしょう。

私の選定基準はコストパフォーマンスと耐久性です。デザインや美しさはあまり重視しません。設備は必ず故障します。修理や交換が必要になったときにどのくらいの費用がかかるのか、交換まで何年くらい使えるのかをよく確認しておいたほうがいいでしょう。光熱費は月1万円、年12万円程度まで省エネ設計できるようになっているので、設備更新費はランニングコストの中で大きなウェートを占めるのです。
【住環境性能+Design】 森建築設計