2016年8月24日水曜日

パッシブデザイン解説6 実例紹介


今日はパッシブデザイン解説の6回目として、実例の「町田のナチュラルハウス」を取り上げます。

この住宅設計で特に考えたのはは断熱性能と窓面積の関係です。断熱性能と日射取得性能・日射遮蔽性能と言い換えてもいいでしょう。日本には四季があるので冬だけとか夏だけの快適性に特化した住宅にならないよう気を配る必要があります。冬は日射熱だけで室内が快適域に達するように家全体の断熱性能と窓の日射取得性能のバランスを図りました。中間期は窓を開ける事で自然な通気が発生するように水平方向と垂直方向の通風ルートを確保し人が滞在する場所を風が流れるように工夫しています。夏は直射日光が室内に入らないように窓から直射日光が入らないように庇の出幅を調整し、取り外し式の大きなテントを南側に設置できるようにしました。テントを掛けた状態が写真になります。


大きなテントの下は木製塀で囲まれた屋外ダイニングスペースになっていてシンクも設置しています。この場所で毎朝コーヒーを飲むのが建て主様の楽しみのになっているとお聞きしました。
断熱性能と日射のコントロール、それを計算で確認しながら整合性を図ることが重要です。また換気性能も計算で確認しています。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
10、「パッシブデザイン建築を建てたい方へ」:http://moriken1ro.exblog.jp/23464956/

2016年8月23日火曜日

オリンピックという祭りの後


プラン検討で行き詰ったときふらっとこの場所にきます。橋の上からランドマークタワーやクイーンズスクエアを眺めたり、川岸のボードウォークにあるベンチに腰掛けて深呼吸。。。
右手仮囲いのなかでは横浜市庁舎を建設している作業員の姿や杭打機が見えます。ベンチでは同じように休憩するOLさんやサラリーマン、橋の上を足早に歩く人たち。時折漂ってくる川の匂い(臭いかな)が黒い川の意識レベルの存在感を増幅させます。

そんなことを感じながら、こまごまとしたプランの検討を大きな視点へ立ち返らせてくれるのです。
さーもうひと頑張り、アトリエに戻ってプランの練り直しです。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月16日火曜日

錦織 リオオリンピックで銅メダル獲得して歴史に名を刻む


今日もオリンピックネタですが4年に1回なのでご勘弁ください。
リオオリンピック男子テニスシングルスで錦織圭が銅メダルに輝きました(涙・涙・涙)。
アンディー・マレーとの準決勝ではストレートで敗れましたが、銅メダルをかけた3位決定戦ではラファエル・ナダルを破って堂々の銅メダルです。
なんと日本テニス界にとっては96年ぶりのオリンピックメダルだそうです。

ナダルとの3位決定戦ではストロークでは錦織が主導権を握り有利に進めましたが、銅メダルが見えてきた第二セットの5-2から2度のブレイクを許してしまい6-6となり、タイブレークも取られてセットカウント1-1となってしまいます。両者トイレットブレークをはさみ迎えた第三セットは第一セット同様に錦織の攻撃的テニスが戻り勝利することができました。試合の流れをゲームカウントを追いながら見ていきましょう。
【Set1】
Game1 ナSv 0−1 ナダル無難にキープ
Game2 圭Sv 1−1 錦織ファーストサーブ入らないが危なげなくキープ、両者落ち着いた入り
Game3 ナSv 1−2 デュースが続くがブレイクできず、嫌な予感
Game4 圭Sv 2−2 ここもファーストサーブ入らないがキープ
Game5 ナSv 3−2 Break!最後はネットに出たナダルの頭を抜くロブで決める
Game6 圭Sv 4−2 あいかわらずセカンドサーブで巧みにポイント奪取
Game7 ナSv 5−2 Break!二度目のブレイク、ナダルにいつもの元気と驚異的なボールがない
Game8 圭Sv 6−2 このゲームはファーストサーブ確立上げて危なげなくファーストセットを取る
【Set2】
Game1 ナSv 0−1 錦織のミスにも助けられナダルキープ
Game2 圭Sv 1−1 確率重視のファーストの変えてきたか、1セットの流れのまま錦織キープ
Game3 ナSv 2−1 Break! 気迫のウィナーであっけなくブレイク
Game4 圭Sv 3−1 乗ってきた錦織、サーブとラリーがかみ合いキープ
Game5 ナSv 3−2 ここはナダルが危なげなくキープ
Game6 圭Sv 4−2 エアケイも炸裂して錦織キープ
Game7 ナSv 5−2 Break! 第二セット二度目のブレイク、ナダルの驚異的な粘りがない
Game8 圭Sv 5−3 被Break 二つのブレイクで錦織勝利を確信したが、ナダルの神返球はあったがメダルの重圧かプランのないままブレイクを許した感じ
Game9 ナSv 5−4 乗ってしまったナダル
Game10 圭Sv 5−5 被Break 調子を戻したナダルといえども二度連続のブレイクは無いと思いきや・・・
Game11 ナSv 5−6 ナダル苦しみながらも本来の粘り強さを見せキープ
Game12 圭Sv 6−6 落ち着きを取り戻した錦織がキープ、なぜ10ゲーム目で出来ない!!と感じるがテニスはメンタルスポーツです
TB ナSvから 6−7(1-7) ナダルの気迫に押し込まれたままタイブレークを落してセットカウント1-1
【Set3】
このセットが始まる前に小さな事件がありました。両者トイレットブレークをとりいち早く帰ってきたナダルに対しいつまでたっても戻ってこない錦織。ナダルは時間の掛け過ぎだと主審に抗議しますが取り合ってもらえす苛立ちを露わにします。真相は遠くのトイレに案内されたために時間がかかっただけのようですがやや後味の悪い雰囲気になり第三セットがスタートします。
Game1 圭Sv 0−1 気持ちを入れ替えたのか不安は残しながらも錦織がキープ
Game2 ナSv 1−1 ナダルも危なげなくキープ
Game3 圭Sv 2−1 ファーストサーブもラリーも調子を取り戻した錦織がストレートでキープ。ブレイクの予感が出てきます
Game4 ナSv 3−1 Break! 錦織のダウンザラインエースやナダルのミスもあり見事ブレイク
Game5 圭Sv 4−1 ファースト確立100%で危なげなくキープ、ファースト確率60%以上の錦織は落ち着いてみていられます
Game6 ナSv 4−2 ナダル部投げなくキープ
Game7 圭Sv 5−2 苦しいラリーを取り、最後は今日一番の大声で吠えました
Game8 ナSv 5−3 ナダルも最後の粘り、すごいラリーのなかキープ、です両者疲れは隠せません
Game9 圭Sv 6−3 スーパーショット、サービスエース、最後は圧巻のキープで勝利

最後は第三セットで立ち直った錦織が勝利しました。2ブレイク先行しながら第二セットをタイブレークの末に落とした時は完全に流れはナダル。このまま負けてしまったら錦織はグランドスラムはおろかマスターズも優勝はできないほどの傷を心に受けそうな状況でしたが、そんな時に気持ちの切り替えができるのがトップアスリートなのでしょう。この銅メダルは必ずや錦織の自信になったと思います。疲れは残っているでしょうが今年後半の活躍に注目してください。
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2016年8月15日月曜日

家の前に蜂の巣が!!


錦織圭がリオオリンピックの男子シングルスで銅メダルを獲得しました!!
今日もオリンピックネタで行きたいところですが、まだ興奮状態なので気持ちが落ち着いた明日にでも試合経過を含めてブログUPしたいと思います。

そんな訳で今日は自宅の目の前にあった蜂の巣を駆除したお話をお伝えします。
2週ほど前でしょうか、「北千束のシェアハウス計画」の外装品番決めのために屋外に外壁やサッシのサンプルを並べているときに足長蜂に追いかけられました。
近くに蜂の巣があるなと感じながら打合せの準備で時間が無くそのままにしていたところ、1週間前に家内から蜂の巣を発見というメールが届きました。場所は我が家の目の前の空き地です。蜂の巣が毎日通る道路に面し作られていて、蜂の巣に近づくと威嚇してくるのです。子供たちには蜂の巣に近づかないように言い聞かせておりましたが、昨日、意を決して駆除しました。写真が駆除した蜂の巣です。最大長さ25cmもありました。写真では分かりませんが、蜂の幼虫がウゴウゴと蠢いていてとてもグロテスク。

蜂の巣の駆除は素人が行うと危険なことは分かっていますが、スズメバチなどではなく足長蜂だったことから駆除いたしました。冬用の厚手のジャンパーとサンバイザーなどで蜂が入る隙間がないように身を包み、人が近くにいないことをことを確認して至近距離から蜂撃退スプレーを噴射しました。3匹の蜂が飛び上がったところを早業で直接スプレー噴射、再度蜂の巣に直接スプレー噴射して蜂の巣を取り除いて駆除終了です。

今回は上手く行きましたが、やはり慣れないと危険なので蜂の巣を発見したら役所や専門業者へ連絡したほうが良いですね。
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2016年8月13日土曜日

錦織圭 今夜メダルかけ準決勝

許してください、連日のオリンピックネタです。

そりゃそうでしょ~
明朝の大熱戦をご覧になった方も多いと思います。男子テニス シングルス準々決勝が行われ錦織圭が準決勝に進出したのです。今夜日が変わるころに開始される準決勝の対アンディー・マレー戦ではメダルを掛けた一戦になります。

さて今朝行われた準決勝の感動を振り返りましょう。
対戦相手はテニス界ナンバーワンの運動能力があるのではないかと言われているガエル・モンフィス(フランス)です。錦織とモンフィスは過去2回対戦していますがいずれも熱戦となっており、今年行われたマイアミ大会ではモンフィス5回のマッチポイントをしのぎ錦織が辛くも勝利しています。

第一セット
お互い一歩も譲らずキープ合戦が続き6-6でタイブレークに突入します。タイブレークのスコアを○×で表示しましょう。○が錦織のポイントです。錦織のサーブからスタートです。
○×○×○×○○×○○、7-4で錦織がタイブレークを制して1セット目を奪取しました。このスコアからも分かるように中盤までお互いミニブレークを獲得しながら一進一退を繰り返し終盤で錦織が押し切りました。錦織の勝負強さが光ります。

第二セット
モンフィスのサーブから開始されたこのセット、錦織がいきなりブレークします。第一セットの勢いそのまま乗っていくかと思われた第二セット、お互い多彩なショットを繰り出し譲らない展開のまま6度のジュースで粘りましたが最後は錦織のミスでブレイクバックされてしまいます。その後はまた一進一退のままキープ合戦が続きますが迎えた第10ゲームで錦織の3連続ポイントのあとモンフィスの驚異的なショットで挽回された結果ブレイクを許し第二セットはモンフィスに奪われてしまいます。

第三セット
セットカウント1-1で迎えた運命の第三セット、モンフィスのサーブ力に押されモンフィスペースで進みながらも錦織のゲームメークのうまさでなんとか踏みとどまりこのセットもキープが合戦のままゲームカウント6-6のタイブレークに突入します。本日二度目のタイブレークです。ここでもポイントを○×で示しましょう。モンフィスサーブからのスタートです。
××××○○○××○○○○○、8-6
信じられん、鳥肌、目汁、鼻血、なんと形容すればよいのか分からない、0-4からの大逆転、3度のマッチポイントを凌いでの勝利でした。
総ポイント数は錦織118、モンフィス116、2ポイント差の勝利でした。写真はラリー中の錦織と試合終了後に涙する錦織です。準決勝進出で泣いている錦織を見るのは初めてかもしれません。国を背負って戦いギリギリのなかでつかんだ勝利がいかに厳しいものだったかよく分かります。

次戦は最大の山場となる準決勝、アンディー・マレー戦です。勝てばメダル決定、負けると銅メダルを掛けて3位決定戦に回る事になります。
どの道あと2試合残っているのでですから買って決勝に進んでもらいたいですね。とはいってもマレーには過去1勝6敗、その1勝もマレーが絶不調の時だったのでマレー有利は揺るぎません。まずは体をケアして作戦を練って臨んでもらいたいものです。

最後に準決勝に勝ち上がった4人を紹介しましょう。
・第2シード 世界ランク2位、アンディー・マレー(イギリス)
・第3シード 世界ランク5位、ラファエル・ナダル(スペイン)
・第4シード 世界ランク7位、錦織圭(日本)
・ノーシード 世界ランク141位、デルポトロ(アルゼンチン)
デルポトロは現在世界ランク141位ですが、全米オープンチャンピオンでありロンドンオリンピックの銅メダリストでもあります。手首の故障で長期休養を取っていたために順位が下がっているにすぎません。この大会では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを1回戦で破って準決勝まで進んできた競合です。
マレーはロンドンオリンピックの金メダリスト、ナダルは北京オリンピックの金メダリストです。そう、錦織以外の3人はオリンピックメダリストなのです。

準決勝は14日午前0時ころ、今日の深夜の試合開始予定です。みなさん体調整えて日本からエールを送りましょう!!!!!!!!

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月11日木曜日

内村航平 体操男子個人総合2連覇!!


リオオリンピック、体操男子個人総合・決勝でロンドン五輪金メダリストの内村航平が最終種目の大逆転で優勝しました!!
オリンピック体操個人総合の2連覇は44年ぶり史上4人目の快挙だそうです。

今朝行われたこの決勝はリオオリンピック最大の感動を与えてくれました。

内村はトップと0・901点差で迎えた最終種目の鉄棒で完璧な演技を見せ、着地もピタリと決まり大逆転勝利を飾りました。2位は0・099点差でオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)で、着地で動いた1歩の差が明暗を分けたようです。着地での1歩は0.1ポイント減点にあたるそうで、オレグ選手が着地をピタリと決めていれば金メダルはオレグ選手になっていたことになります。

メダリスト会見では海外メディアから審判の採点に対する質問が飛び、ジャッジの公平性を淡々と答えた内村に対し、銀メダルだったオレグ選手はこの質問に怒り「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」と言い放ったそうです。また会見の中ではベルニャエフと、銅メダルのマックス・ウィットロック(英国)から内村への称賛が相次いだそうです。それにしても内村選手の精神構造はどうなんているんでしょう。最も緊張する場面でミスなく最高の演技ができることが信じられません。

昨日の競技では柔道女子70kgと男子90kgでも金メダルを獲得し、昨日1日で3個の金メダルが生まれました。寝不足になりながらもすべて生で観戦できました。やはりスポーツは生ですね。

卓球の愛ちゃんが3位決定戦で負けてしまったので残念。涙を堪えながらインタビューに答えるシーンはもらい泣きをしてしまいました。大会参加の選手の皆さん、今日も精一杯楽しんで悔いの残らないよう臨んでください!!

2016年8月10日水曜日

コミュニティーと快適環境のシェアハウス 9月に構造見学会を開催


東京都大田区で建築中のシェアハウス「ガーデンサロン北千束」の外部仕上げが決まりました。7日(日)に建て主様と打合せをして、外壁サイディング、外壁木板、サッシ色、玄関ドア色などの外回り品番を色の相性を見ながら決めたのです。また8日(月)にはシェアハウスの管理をお願いする予定の不動産屋さんとの打合せを行い、賃料や管理規約などについて協議しました。

このシェアハウスは私が副代表を務める「感共建築ラボ」がコンサルを行い、広告や運営方法などの立案をしています。今月中には特設サイトを開設して9月早々にはサイトを一般公開する予定です。また9月25日(日)には構造見学会の開催を予定しています。シェアハウス入居希望の方やシェアハウス建設を予定している方などにとっては重要な情報収集の場となるでしょう。開催時間や場所などの細かな情報は見学会が近づきましたらこのブログで情報発信いたします。

工事は現在基礎工事が完了し盆明けに上棟、本年12月末にお引渡し予定です。ですのでシェアハウスへの入居可能日は来年年明け早々になるよていで進んでいます。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月9日火曜日

パッシブデザイン解説5 「パッシブデザインで注意していること」


今日はパッシブデザインの建築を設計する際に注意していることを解説します。

設計時には性能数値と温熱環境の関係を丁寧に紐解きながら建築仕様を決定していますが、計算ばかりの頭でっかちにならず、竣工後の建て主の声を積極的に聞いたり、竣工後の温湿度実測や光熱費収集などを通して設計と実際の差異を常に肌で感じながら次の設計に活かすようにしています。刑事は現場100回などといいますが、温度や湿度、風などの目に見えない要素と建築デザインを融合しなくてはいけないので自分の肌で感ずる感覚はとても重要です。この自分の肌で感じる感覚と設計時に計算した性能数値の関係性をリンクさせることがとても重要です。

 

住宅を建てる目的は人それぞれ違うのでしょうが、快適で心地よい住宅にしたいという思いは共通のものでしょう。性能数値ばかり追い求めてしまうとこの住宅を建てる根本的な目的を忘れてしまいがちです。性能数値を達成することや高性能な窓を設置することが目的ではありません。どのような温熱環境や空気環境を求めているのかを考えて、その性能を達成するために必要な仕様を工費や工法、意匠や構造などトータルでバランスの良い住宅として成立させていく必要があるのです。
 
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
4、「パッシブデザインのデメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23079133/
5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
9、「パッシブデザインの認証制度」:http://moriken1ro.exblog.jp/23341651/
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2016年8月6日土曜日

新高円寺の賃貸併用住宅 設計事務所検査しました


新高円寺の賃貸併用住宅の設計事務所検査を行いました。この計画は新高円寺駅から徒歩10分弱という好立地に、1階は女性限定のワンルーム賃貸住宅、2階をオーナー宅として使用する建物です。写真は1階賃貸ルームの1室です。緑色の壁が玄関から部屋奥まで続くお洒落な部屋になりました。賃貸ルームのもう一室はブルーの壁が部屋奥まで続きます。写真に写り込んでいる森建築設計の女性スタッフも思わず「お洒落~♪」と叫んでおりました。

1階賃貸住宅の名称が決まりました。
「プレジール(plaisir)」という名で建て主様が悩みながら決定されたものです。喜び 楽しみ等の意味のフランス語だそうです。
https://www.homes.co.jp/chintai/b-1192180149642/
上のアドレスで賃貸住宅情報を見ることができますので興味ある方はご覧ください。問合せが結構入っているようなので竣工して内覧が可能になったらすぐに入居者が決まってしまいそうです。

設計事務所検査では、引戸鍵受けの交換、排水管の清掃、2口コンセントから4口への交換、アース付コンセントへの交換など10点近くの指摘事項を工務店さんに送り是正のお願いをしました。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月4日木曜日

小笠原ペンション計画 上棟!!!!


昨日、小笠原ペンション計画の上棟作業が無事終了しました。
建て主様との出会いから約2年、ようやくここまで辿りついたという感じです。まさに長く険しい道の連続でした、ではないな、竣工まで険しい道が続きます。小笠原父島という離島での建築計画は内地のようにはいきません。シロアリ対策、強風対策、大雨対策、メンテナンス、施工業者の選定、船による運搬、職人さんの手配などなど初めてのことだらけですので簡単には行きません。竣工まではまだ半年ほどかかるかもしれませんが、お引き渡し後に問題が生じないように全力で監理いたします。

そもそも上棟とはどういうことかご存知でしょうか?
読み方は「じょうとう」、別名「棟上げ(むねあげ)」と呼ぶ人もいます。棟を上げる、という事なのですがこの「棟」とは屋根の最も高い横架材(梁)で、屋根の最も高い横架材である棟まで柱梁の骨組を組み上げることを上棟というのです。小笠原ペンション計画は延床面積70坪、住宅でいうと2軒分の広さになりますので2日がかりで上棟作業を行いました。私の次回渡航予定は8月末になります。その時は屋根下地と外壁下地ボード張りが完了している予定なので写真の骨組だけの姿を目にすることはできませんが設計通りの印象かどうか楽しみです。
【住環境性能+Design住宅 森建築設計】

2016年8月3日水曜日

パッシブデザイン解説4 「パッシブデザインのデメリット」

本日はパッシブデザイン解説の第四回 パッシブデザインのデメリットについて解説します。



計算による性能確認なしで感覚だけで設計している「なんちゃってパッシブデザイン」ならいいのでしょうが、私が行っているような定量的な数値で性能を確認しながら設計していると、鎖で片足を固定された状態のような動き辛さを感じることもございます。これがデメリットといえるかもしれません。窓の位置や大きさ、庇の出幅、建物形状、色、間取りなど、自然エネルギーを有効活用することを考えていくと自由なデザインは出来ない面があるのです。しかしよく考えると建築の設計というのは様々な規制との戦いです。敷地の条件や法規制、予算による制約や施主の要望など様々な条件や規制のなかで創意工夫しながら設計しているのです。計算による性能確認もその中の一つであり、それらを乗り越えた先に真のデザインがあると考えて実践しています。

次に考えられるデメリットは、あまりにもローコストな建築は建設できないということです。パッシブデザインの基本は太陽光や自然風などの自然エネルギーを上手く使いながら、快適で健康で省エネで、さらに美しい建築をデザインする設計手法です。これらの性能を確保するために必要な最も重要な要素は「断熱と気密」です。「断熱と気密」がおろそかな建築は、不快で不健康で高消費建築になってしまうのです。ですので最低限必要な断熱化と気密化は絶対条件なのであまりにもローコストな建築は建設できません。では実際どの程度の追加投資が必要かと言うと、普通の住宅と比較して僅か30万円~50万円の追加投資で最低限必要な断熱と気密性能は確保できます。住宅1軒で30万円~50万円の追加投資を無駄な費用と考えるかどうかはあなた次第です。

次回のパッシブデザイン解説ではパッシブデザインで注意することを伝えする予定です。

【住環境性能+Design住宅 森建築設計】
パッシブデザイン解説ブログの目次
1、「パッシブデザインとは」:http://moriken1ro.exblog.jp/22984641/
2、「パッシブデザインのきっかけ」:http://moriken1ro.exblog.jp/22998193/
3、「パッシブデザインのメリット」:http://moriken1ro.exblog.jp/23011141/
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5、「パッシブデザインで注意している事」:http://moriken1ro.exblog.jp/23096967/
6、「事例、町田のナチュラルハウス」:http://moriken1ro.exblog.jp/23210537/
7、「パッシブデザインの設計手法」:http://moriken1ro.exblog.jp/23287562/
8、「間取り」:http://moriken1ro.exblog.jp/23314329/
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2016年8月2日火曜日

小笠原ペンション計画 上棟!!


小笠原ペンション計画、今日と明日の二日間で上棟いたします。
といっても先日大工さん4人を連れて小笠原へ行って帰ってきたばかりなので、今回は工務店の社長に立ち会いをお願いして上棟しています。
工務店の社長と大工さんから現場の状況は写真付きで報告をもらっているのでおそらく今まさに上棟作業を始めたところだと思います。通常の上棟は1日で終わるのですが、この計画は延床面積約70坪と一般住宅2軒分の大きさがあることから丸二日間の上棟作業となります。

大工さんが小笠原に到着してから、足場やその他資材の運搬、足場組、土台敷き、基礎への防蟻断熱材貼り、そして昨日は構造材一式を港から現場への運搬作業などしてもらってようやく本日の上棟となりました。写真のヤシの木(小笠原で撮影)のように青い空にすっくと立つ姿を明後日のブログでお伝えできることでしょう!!