2015年6月26日金曜日

10年で120万、20年で240万円得する家


6月18日のブログで「10年で120万円得する家」と題して、断熱気密性能の向上と太陽光と通風などの自然エネルギーの有効活用による省エネ設計、さらに高効率設備や家電の導入による光熱費削減額を解説しました。写真は空調関係費の削減額を示す図表です。詳しくは18日のブログで解説していますので興味ある方はご覧ください。
http://moriken1ro.exblog.jp/21355867/

一つだけ追記で説明しておきます。単に高断熱化すればこの図表の削減効果があるというものではないのでお間違えないようご注意ください。図表で示した削減額は省エネ設計も行った場合の削減額です。単なる高断熱化だけでは年間1万5千円、10年で15万円程度削減額が小さくなります。

さて今日は実際の光熱費について解説します。なんせ10年で120万円、20年で240万円の削減効果があるのですから毎日の生活に直結するとても大きな問題です。住宅ローン金利ばかり気にするのではなく、日々のランニングコストにも気を配る必要があるのです。そして設計段階に定量的な数値で確認する省エネ設計を行い、工事費とランニングコストをトータルで検討する必要があるのです。

光熱費は省エネ意識の高い設計者または施工者の住宅と、省エネ意識のない設計者または施工者の住宅では大きな開きが出ます。また単なる高断熱化や高効率設備の導入で達成できるものではありません。
例えば高効率給湯器について消費エネルギー量を考えると、機器の純粋な効率だけではなく、節水型水栓やシャワーヘッド、配管長さ、配管径、給湯機の設置位置(方位)などにより消費エネルギー量が変わるのです。このような地道な積み重ねを設計段階から行わないと最大限の光熱費削減は得られないのです。

では省エネ化の取組によりどの程度光熱費に開きが出るのか見てみましょう。試算条件は述床面積100m2、東京や神奈川など比較的温暖は6地域の4人家族という想定です。
1、省エネにまったく無関心な事業者の次世代省エネ基準レベルの住宅(6地域)
  →年間光熱費20万円
2、省エネに関心がない事業者の次世代省エネ基準レベルの住宅(6地域)
  →年間光熱費18万円
3、省エネに関心が高い事業者のトップランナー基準レベルの住宅(6地域)
  →年間光熱費14万円
4、省エネに特に関心が高い設計事務所が設計した住宅(6地域)
  →年間光熱費10万円

このように最大で年間10万円もの開きが出るのです。さらに空調機交換費用まで含めると年間12万円、10年で120万円、20年で240万円という差が生じます。設計段階からの省エネ意識がいかに大切かを理解いただけたら嬉しいです。
  

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