2016年11月14日月曜日

高円寺の賃貸併用住宅 二酸化炭素濃度

一昨日、高円寺の賃貸併用住宅を訪問し、外構植栽工事などの残工事が終了したご報告をさせていただきました。募集していた賃貸住宅2室も申込み手続きが完了しあとは入居を待つのみという状況だそうで一安心いたしました。

左は竣工お祝いとして贈呈させてもらった温湿度計のデータです。
建て主様がすぐにWeBアクセス設定してくれて事務所のパソコンやスマートフォンなどから室内外の温度や湿度を確認することができるようになりました。

お引き渡しした住居系の用途では温湿度計をプレゼントして、夏と冬の環境分析と住居時の暮らし方アドバイスをしています。高円寺の賃貸併用住宅でも2月と8月の環境分析をして建て主様にご報告する予定です。

この温湿度計は二酸化炭素濃度も計測できます。二酸化炭素はそのものが有害という物ではないのですが、他の有害物質濃度のバロメーターになります。ビル管理法では二酸化炭素濃度1000PPM以下にするよう定められており、一般的にも1500PPM以下とするよう推奨されています。二酸化炭素濃度を低く保つことにより、ホルムアルデヒドなど他の有害物質の濃度も許容範囲ににあると言えるのです。二酸化炭素濃度を知ることで窓開け換気するべきかどうかが分かります。

ちなみに二酸化炭素単独で人体に影響が出始めるのは2000PPMで眠くなるなどの症状が出始めます。3000PPMを超えると頭痛やめまい、5000PPMを超えると呼吸不全、7000PPMを超えると人体に危険が生じると言われています。

人は寝ている間も呼吸しているので室内空気環境を正常に保つことは極めて重要なのです。
【光と風と五感に素直な建築 森建築設計】

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