2017年3月19日日曜日

小笠原シェアハウス計画 青い空と屋根垂木


本日小笠原に着きました。
午前11時に父島二見港に接岸して、お昼のお弁当を購入して早速現場へ行ってみると、日曜日にもかかわらず大工さんが働いてくれていて
屋根垂木が完成していました。建坪24坪の大きな切妻屋根の屋根垂木が整然と並ぶ姿はとても美しかったです。背景の空がまた美しい。
明日からは野地板の工事に入ります。

この建物では下野地と上野地を設置して間の空間を通気層とします。屋根の通気層は屋根の耐久性を高める工法です。
野地板が雨漏りで腐るという話は聞いたことがあるかもしれませんが、実は雨漏りよりも室内の湿気が天井裏に侵入して野地板を腐らせる
ことのほうが多いのです。屋根通気層は天井裏に侵入した湿気を外部に排出する重要な機能を果たすのです。また雨を室内に侵入させない
昨日も果たすことになります。屋根の野地板の上に敷く防水紙は完全ではありません。100%の施工をしても若干の水分が野地板まで
達してしまいます。屋根通気層はその雨水を室内に侵入させることなく外部に排出する機能も果たすのです。

では、明日以降また小笠原情報をお伝えします。
【太陽と風と人の五感に素直な建築 森建築設計】

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